日産を代表する高級ミニバンであるエルグランドは、その圧倒的な存在感と広々とした室内空間で、多くのファミリー層やエグゼクティブから支持されています。購入を検討する際、まず気になるのが「エルグランドには結局何人乗れるのか?」という点ではないでしょうか。
エルグランドには、ゆったりと過ごせる7人乗りと、多人数での移動に便利な8人乗りの設定があり、さらに特別なカスタマイズモデルも存在します。それぞれのシート配列には、単なる人数の違いだけでなく、使い勝手や乗り心地においても大きな特徴があります。
この記事では、エルグランドの乗車人数による違いを徹底的に比較し、ライフスタイルに合わせた最適な選び方を詳しく解説します。車中泊の適性や荷室の広さについても触れていますので、あなたの理想の1台を見つける参考にしてください。
エルグランドは何人乗れる?基本の乗員定数とグレードによる構成

エルグランドの乗車人数は、基本的に「7人乗り」と「8人乗り」の2つのタイプが主流となっています。現行モデル(E52型)では、多くのグレードでこの両方が設定されており、ユーザーの用途に合わせて選択できるようになっています。
まずは、それぞれの仕様がどのようなシート構成になっているのか、基本的なデータを確認しておきましょう。どのグレードにどの定員設定があるかを知ることは、車選びの第一歩となります。また、一部の特殊なモデルについても詳しくご紹介します。
7人乗り仕様の贅沢なシートレイアウト
エルグランドの7人乗りモデルは、2列目シートに「コンフォートキャプテンシート」を採用しているのが最大の特徴です。左右が独立したシートになっており、まるで高級ソファに座っているような贅沢な空間を提供してくれます。アームレストが完備され、リラックスした姿勢で長距離移動を楽しむことが可能です。
このキャプテンシートには、オットマン(足置き)が装備されているモデルも多く、足を伸ばしてくつろげる点が大きな魅力です。2列目の間には通路(ウォークスルー)があるため、車内での移動がスムーズに行えるのも7人乗りのメリットと言えるでしょう。3列目へのアクセスも、シートを動かさずに通路を通って行えるため、非常に利便性が高い設計です。
静粛性の高い室内と相まって、VIPを迎える送迎車としても活用されることが多いのがこの7人乗りです。家族で使う場合でも、兄弟喧嘩を防ぐためにパーソナルスペースが確保できるキャプテンシートを選ぶ方が増えています。高級感を最優先したい方にとっては、間違いなく第一候補となる仕様です。
8人乗り仕様の実用的なベンチシート
8人乗りモデルは、2列目シートが3人掛けのベンチシートになっています。このシートは「6:4分割」で折りたたむことができ、乗車人数や荷物の量に合わせて柔軟にアレンジできるのが特徴です。最大8人が乗れるため、大家族や友人同士でのグループ旅行などで、1台にまとまって移動したい場合に重宝します。
ベンチシートの利点は、単に人数が多く乗れることだけではありません。例えば、小さなお子様がいるご家庭では、2列目にお母さんとお子様2人が並んで座ることも可能です。また、おむつ替えなどの作業もフラットなベンチシートの上であればスムーズに行えます。実用的な面を重視するなら、8人乗りが非常に使いやすい選択肢となります。
さらに、2列目と3列目をすべて倒した際に、7人乗りよりも隙間が少なく平らな面を作りやすいというメリットもあります。車中泊を検討している方の中には、あえて8人乗りを選ぶケースも少なくありません。大人数での移動と、日常的な使い勝手の良さを両立させたのがこの8人乗り仕様です。
4人乗りという特別な選択肢「VIP」グレード
エルグランドには、標準的なモデルとは一線を画す「VIP」という特別なグレードが存在します。このモデルには、なんと「4人乗り」の設定が用意されています。広大な室内空間を贅沢に使い、後席はわずか2席のみという、まさに究極の移動空間を目指したモデルです。
後席には大型の専用キャプテンシートが配置され、読書灯や専用のキャビネット、さらにはAC100Vの電源なども完備されています。運転手付きで後部座席に主役が乗る、いわゆる「ショーファードリブン」としての利用が想定されています。プライバシーを重視する著名人や、移動中も仕事をこなす経営者の方々に選ばれています。
一般的なファミリーユースには不向きかもしれませんが、エルグランドが持つ「最高級ミニバン」としてのポテンシャルを象徴する存在です。中古車市場でも希少価値が高く、所有すること自体がステータスとなる一台と言えます。もし街中で見かけることがあれば、その圧倒的なオーラに驚かされることでしょう。
グレード別の定員設定まとめ
エルグランドの主要グレードにおける乗車定員の基本設定は以下の通りです。
| グレード名 | 乗車定員 | 主なシート形状 |
|---|---|---|
| 250 Highway Star S | 7人 / 8人 | キャプテン / ベンチ |
| 350 Highway Star Premium | 7人 | キャプテン |
| AUTECH | 7人 | 専用レザーシート |
| VIP | 4人 / 7人 | 専用エグゼクティブ |
※モデルチェンジやマイナーチェンジの時期により、設定が異なる場合があります。詳細はカタログ等でご確認ください。
7人乗りと8人乗り、どっちを選ぶべき?ライフスタイル別の判断基準

エルグランドを購入する際、最も悩むのが「7人乗り」か「8人乗り」かという選択です。どちらも魅力的な特徴があるため、自分のライフスタイルに照らし合わせて慎重に選ぶ必要があります。ここでは、それぞれのタイプがどのような人に向いているのか、具体的なシーンを想定して解説します。
家族構成や、普段誰を乗せてどこへ行くことが多いのかを想像してみてください。また、将来的な家族計画やペットの有無なども判断材料に含めると、後悔しない選択ができるようになります。それぞれのメリットとデメリットを比較してみましょう。
7人乗りがおすすめのケース
7人乗りが最適なのは、何よりも「乗る人の快適性」を最優先したい場合です。大人4人での移動が多いなら、1列目と2列目の全員がゆったりとした独立シートに座れるため、長距離のドライブでも疲れを感じにくくなります。特にご両親を乗せて旅行に行く際などは、2列目のキャプテンシートが非常に喜ばれるはずです。
また、お子様が自立しており、夫婦2人とペットで出かけるようなシーンでも、2列目のウォークスルー空間が役立ちます。愛犬のケージを置いたり、ちょっとした荷物を足元に置いたりと、空間の余裕が心の余裕に繋がります。高級感のある内装を楽しみたい方や、エルグランドらしい「おもてなしの心」を体験したい方には、7人乗りがぴったりです。
さらに、3列目シートを頻繁に使う場合も、7人乗りの方がアクセスが良いため便利です。中央の通路を通って移動できるため、2列目シートをスライドさせる手間が省けます。雨の日や急いでいる時など、車内をスムーズに移動できるのは大きなメリットとなります。スマートな立ち振る舞いを求めるなら、7人乗りを選んで間違いありません。
8人乗りがおすすめのケース
一方、8人乗りを選ぶべきなのは、実用性と多人数乗車の機会を重視する場合です。例えば、お子様が3人いる5人家族の場合、8人乗りであれば2列目に子供たち3人を並べて座らせることができます。これにより、3列目シートを跳ね上げて広い荷室として常時使うことが可能になり、ベビーカーや大量の買い出し品を楽に積むことができます。
また、友人の家族と一緒に近所の公園へ出かけたり、部活動の送迎で多くの子供を乗せたりする機会があるなら、8人乗りが必須となるでしょう。いざという時に「あと一人乗れる」という安心感は、子育て世代にとって非常に心強いものです。ベンチシートは平らな面が広いため、横になって休む際にも使い勝手が良いという隠れたメリットもあります。
価格面でも、一般的に8人乗り仕様の方が7人乗りよりも若干安く設定されていることが多く、コストパフォーマンスを重視する方にも選ばれています。豪華な装備よりも、日々の生活を支える「道具」としての機能を重視するのであれば、8人乗りの利便性は非常に高いと言えます。大家族や、アクティブに仲間と過ごす方には8人乗りが最適です。
チャイルドシートの設置と使い勝手
子育て中の方が特に注意したいのが、チャイルドシートの設置場所です。7人乗りの場合、2列目に2台のチャイルドシートを設置すると、その間の通路が狭くなり、3列目への移動が少し不便になることがあります。しかし、独立したシートなので、隣の子供に干渉せず、広々と設置できるのがメリットです。
8人乗りの場合、2列目にチャイルドシートを設置しても、隣に大人が座るスペースを確保しやすいという特徴があります。例えば、2列目の中央にチャイルドシートを設置し、その両隣に大人が座って赤ちゃんの面倒を見る、といった使い方も可能です。ただし、3人掛けのベンチシートに大きなチャイルドシートを複数並べると、窮屈に感じることもあるので注意が必要です。
ISOFIX(アイソフィックス:チャイルドシートを固定するための国際規格)の取付金具がどこについているかを確認することも重要です。エルグランドでは、基本的に2列目の左右に装備されています。自分の家族構成で、誰がどこに座り、どこに荷物を置くかを具体的にシミュレーションしてみることで、自ずと答えが出てくるはずです。
室内空間の快適さと使い勝手!シートアレンジのバリエーション

エルグランドが多くの人を魅了してやまない理由は、その圧倒的な室内空間の快適さにあります。単に「何人乗れるか」だけでなく、それぞれの席でどのように過ごせるかが緻密に計算されています。低重心プラットフォームを採用しているため、乗り降りもしやすく、走行中の揺れも抑えられているのが特徴です。
ここでは、エルグランド自慢のシートアレンジや、同乗者が喜ぶ細かな機能について深掘りしていきます。ミニバンとしての基本性能の高さだけでなく、エルグランドならではの「こだわり」を感じ取ってください。長時間のドライブが楽しくなる秘密が、この室内空間に隠されています。
中列シートの圧倒的なリラックス性能
エルグランドの代名詞とも言えるのが、2列目シートの心地よさです。特に7人乗りモデルに搭載されるキャプテンシートは、まさに「動くリビングルーム」と呼ぶにふさわしい出来栄えです。シートバックを倒し、オットマンをせり出せば、飛行機のファーストクラスのようなリラックスした姿勢をとることができます。
さらに、シートの肩口から曲がる「肩部リクライニング機構」を備えているタイプもあり、背もたれを倒した状態でも視線を前方に向けることができます。これにより、リラックスしながらテレビや景色を楽しむことが可能です。中列に座るゲストが、思わず眠りに落ちてしまうほどの快適さを提供しています。
また、シートのクッション性にもこだわっており、適度なホールド感があるため、体が疲れにくい設計となっています。高級な素材を使用したシート表皮は触り心地も良く、視覚的にも満足感を与えてくれます。同乗者への最大のおもてなしを考えているなら、この2列目シートの出来栄えは選ぶべき決定的な理由になるでしょう。
3列目シートの居住性と実用性
ミニバンで軽視されがちな3列目シートですが、エルグランドはここにも妥協がありません。多くのライバル車が3列目シートの床を高くして体育座りのような姿勢にさせてしまうのに対し、エルグランドは足元のスペースをしっかりと確保しています。大人でも膝を立てすぎることなく、自然な姿勢で座ることが可能です。
3列目シートにもリクライニング機構やスライド機構が備わっており、荷室の広さと居住スペースのバランスを細かく調整できるのもポイントです。さらに、左右の窓が大きいため、3列目に座っていても閉塞感を感じにくい工夫がなされています。カップホルダーや収納スペースも左右に配置され、快適に過ごせる配慮が行き届いています。
3列目への乗降性についても、スライドドアの開口部が広く、フロアが低いため、お年寄りやお子様でもスムーズに乗り降りできます。たまにしか使わない緊急用の席ではなく、しっかりと「使える」席として設計されているのが、エルグランドが高級ミニバンとして評価されている理由の一つです。
多彩なシートアレンジで広がる活用シーン
エルグランドは、乗車人数や積むものに合わせて自由自在に形を変えることができます。例えば、2列目を前方にスライドさせ、3列目を畳むことで、巨大なラゲッジスペースを作り出すことが可能です。週末のキャンプ道具や、自転車などの大きな荷物も難なく積み込むことができるでしょう。
また、休憩中には1列目と2列目を倒して「リラックスモード」にしたり、2列目と3列目をフラットにして「ベッドモード」にしたりと、使い方は無限大です。車内での待ち時間や、家族でのピクニックの合間に、プライベートな休憩室として活用できるのは大きな魅力です。使い勝手の良さは、日々の満足度に直結します。
最新のモデルでは、3列目シートの格納が簡単に行えるよう工夫されており、力のない女性でも比較的楽に操作できるようになっています。荷物を積みたい時にさっとアレンジを変更できる機動力は、ミニバン選びにおいて見逃せないポイントです。エルグランドの室内は、単なる移動空間ではなく、あなたの生活を豊かにする「多目的ルーム」と言えます。
エルグランドで車中泊は可能?フルフラットにするコツとアイテム

近年、キャンプやアウトドアの人気が高まる中で、「車中泊」ができるかどうかを重視する方が増えています。エルグランドはその広い室内を活かして、車中泊を楽しむことができるのでしょうか。結論から言えば、エルグランドは車中泊に非常に適した一台です。しかし、より快適に眠るためにはいくつかの工夫が必要です。
車中泊を成功させるためのポイントは、いかに「平らな寝床」を作るか、そして「外からの視線や光」を遮るかにあります。エルグランドのシート特性を理解し、適切なアイテムを用意することで、車内とは思えないほど快適な宿泊空間を作り上げることができます。具体的な方法を見ていきましょう。
フルフラットにするためのシート操作
エルグランドを車中泊仕様にするには、まずシートを倒してフラットな状態にします。一般的なやり方は、2列目シートと3列目シートの背もたれを後ろに倒して繋げる方法です。これにより、大人が足を伸ばして横になれるだけの広大なスペースが出現します。特に8人乗りのベンチシート車の方が、中央の隙間が少ないためフラットな面を作りやすい傾向にあります。
しかし、シートを倒しただけでは、座面の凹凸や背もたれの段差がどうしても気になってしまいます。そのまま寝ようとすると、翌朝に体が痛くなってしまうこともあるでしょう。そこで重要になるのが、段差を埋める工夫です。クッションやタオルを隙間に詰めたり、厚手の専用マットを敷いたりすることで、平らな面を作り出すことができます。
最近では、車種別の専用設計マットも市販されており、これを使うと驚くほどフラットな状態を実現できます。1列目から3列目までをフルに活用すれば、大人2人と子供1人が並んで寝ることも可能です。車中泊を頻繁に行う予定があるなら、シートを倒した時の状態を実車で確認しておくことを強くおすすめします。
車中泊を快適にする必須アイテム
快適な眠りを手に入れるために、マット以外にも用意しておきたいアイテムがあります。まずは「シェード(日よけ)」や「カーテン」です。エルグランドは窓が大きいため、夜間に街灯の光が入ってきたり、外からの視線が気になったりします。プライバシーを守り、安眠するためにも、全ての窓を覆える専用のシェードを準備しましょう。
次に、季節に合わせた寝具です。車内は外気温の影響を強く受けるため、夏場はポータブル扇風機、冬場は厚手の寝袋や毛布が欠かせません。エルグランドにはアクセサリーコンセント(100V電源)を装備できるグレードもあるため、これを利用して電気毛布などを使うことも可能です。電源の有無は車中泊の快適性を大きく左右します。
また、車内を明るく照らすLEDランタンもあると便利です。車のルームランプを長時間つけておくとバッテリー上がりの原因になるため、乾電池式や充電式のライトを使いましょう。これらのアイテムを揃えることで、エルグランドの室内は、どんな場所でもくつろげる安心の宿泊拠点へと変身します。
車中泊時の注意点とマナー
楽しい車中泊にするためには、安全面での注意も必要です。まず、エンジンは必ず切って寝るのが基本です。アイドリングを続けると、騒音で周囲に迷惑をかけるだけでなく、排気ガスが車内に逆流して一酸化炭素中毒を引き起こす危険性があります。防寒対策をしっかり行い、エンジンを切った状態で過ごすようにしましょう。
また、駐車する場所選びも重要です。道の駅や高速道路のパーキングエリアは基本的に「休憩」のための場所であり、キャンプ行為(炊飯や椅子の展開など)は禁止されていることがほとんどです。宿泊が許可されている「RVパーク」などを利用するのがマナーです。周囲の方々への配慮を忘れず、静かに過ごすことが大切です。
さらに、防犯のためにドアロックを確実にかけ、貴重品は外から見えない場所に保管してください。少し窓を開けて換気を行う場合は、防虫ネットを装着して、外から手が入らない程度の隙間に留めるのがコツです。ルールとマナーを守って、エルグランドでの車中泊を存分に楽しんでください。
車中泊チェックリスト
・車種専用のフルフラットマット
・全窓分のブラインドシェード
・季節に応じた寝袋や毛布
・LEDランタン(電池・充電式)
・窓用防虫ネット(夏場)
荷室の広さと積載能力!大人数での移動時の注意点

エルグランドを検討する上で、乗車人数と同じくらい重要なのが「荷物がどれくらい載るか」という点です。特に最大人数である7人や8人で移動する場合、全員分の荷物を載せるスペースがあるかどうかは死活問題となります。ミニバンはその形状から積載能力が高いと思われがちですが、定員いっぱいに乗った状態では工夫が必要です。
ここでは、エルグランドのラゲッジルーム(荷室)の具体的な使い勝手や、大量の荷物を運ぶ際のアレンジ方法について解説します。旅行やアウトドア、そして日々の買い物でストレスを感じないために、積載性能の実力をしっかり把握しておきましょう。
定員乗車時の荷室スペース
3列目シートを一番後ろまで下げた状態では、荷室の奥行きは限られたものになります。スーパーの買い物袋をいくつか並べられる程度のスペースはありますが、大型のスーツケースを複数個載せるのは厳しいかもしれません。しかし、エルグランドの3列目シートはスライド可能なので、少し前へ出すだけで荷室を広げることができます。
乗員の足元の広さを優先するか、荷物の積載を優先するかをシミュレーションできるのがエルグランドの強みです。また、床下収納(ラゲッジアンダーボックス)が備わっているため、普段使わない洗車道具や、いざという時のための備品などは床下に隠して収納しておくことができます。これにより、メインの荷室を常にスッキリと保つことが可能です。
もし、7人や8人で泊まりがけの旅行に行くのであれば、ルーフボックスなどの外部収納の検討も視野に入れると良いでしょう。車内の快適性を犠牲にすることなく、大量の荷物を運ぶことができるようになります。エルグランドは車高があるため、ルーフキャリアの取り付けも比較的容易で、アウトドア派の方には人気のカスタマイズです。
3列目格納時の広大なスペース
一方で、3列目シートを使わずに格納してしまえば、そこには驚くほどの広大な空間が現れます。ゴルフバッグなら4つ以上、自転車であれば前後輪を外さずにそのまま積み込めるほどの余裕があります。引っ越しのお手伝いや、ホームセンターでの大型家具の購入時など、いざという時の頼もしさはミニバンならではです。
エルグランドの3列目シートは、床下に沈み込むタイプではなく、左右に跳ね上げるタイプでもありません。背もたれを前に倒すことでフラットな面を作る方式を採用しています。この方式のメリットは、荷室の横幅をフルに活用できる点にあります。跳ね上げ式のように左右の視界が遮られることもなく、安定して大きなものを載せることができます。
さらに、2列目シートも前方へスライドさせれば、ちょっとした小型トラック並みの積載能力を発揮します。長さのあるカーペットや、組み立て前の大型家具なども余裕を持って運べるでしょう。乗る人数に合わせて変幻自在に空間を調整できる機動性が、エルグランドが長年愛され続けている理由です。
低重心とワイドボディがもたらす安定感
荷物をたくさん積んだり、大人数で乗ったりした際に気になるのが、走行時の安定性です。重心が高いミニバンは、曲がり角でのふらつきや高速道路での横風に弱い傾向がありますが、エルグランドはその点において非常に優れています。日産がこだわった「低重心設計」のおかげで、どっしりとした安定感のある走りを実現しています。
多くの人を乗せ、荷物を満載にしても、エンジンのパワーに余裕がある(特に3.5Lモデル)ため、坂道や合流でもストレスを感じることが少ないでしょう。足回りもしっかりと作られており、積載量に関わらず乗り心地の変化が少ないのも高級ミニバンたる所以です。ドライバーにとっても、同乗者にとっても、安心感のある移動が約束されています。
ただし、重量が増えればそれだけ制動距離(ブレーキを踏んでから止まるまでの距離)は伸びます。大人数で乗る際は、普段以上に車間距離を空け、余裕を持った運転を心がけることが大切です。エルグランドの性能を過信せず、安全運転で快適なドライブを楽しんでください。荷物も人も、大切に運ぶのがエルグランドの役割です。
まとめ:エルグランドで何人乗れるかを知って理想の1台を見つけよう
エルグランドは、基本となる7人乗りと8人乗り、そして特別な4人乗り仕様といった多彩なラインナップで、私たちの多様なニーズに応えてくれる車です。何人乗れるかという数字の裏側には、それぞれのシート構成がもたらす「快適さ」や「利便性」の違いが明確に存在しています。
贅沢な空間で極上の移動時間を楽しみたいなら「7人乗り」、大家族やグループでの移動、そして実用性を重視するなら「8人乗り」がおすすめです。また、車中泊やアウトドアといった趣味の場面でも、エルグランドの広い室内空間と多彩なシートアレンジは強力な武器となります。自分や家族が車内でどう過ごしたいかを想像することが、最高の1台を選ぶ近道です。
今回の記事で紹介した内容を参考に、ぜひ一度ディーラーなどで実車のシートに座ってみてください。写真やカタログだけでは分からない、エルグランドが持つ本物の質感と広さを体感できるはずです。あなたのライフスタイルにぴったりなエルグランドと共に、新しい思い出作りの旅に出かけましょう。


