ハリアーのメーター完全ガイド!見方や警告灯、カスタマイズまで詳しく解説

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高級クロスオーバーSUVとして人気のトヨタ ハリアー。その魅力は洗練されたエクステリアや上質なインテリアだけではありません。運転中に常に目にするメーターも、ドライバーに多くの情報を提供してくれる重要なパーツです。特に現行の80系ハリアーでは、フル液晶のデジタルメーターが採用されるなど、その進化は目覚ましいものがあります。

この記事では、ハリアーのメーターについて、基本的な見方から、知っておくと便利なマルチインフォメーションディスプレイの活用法、そして万が一の際に役立つ警告灯の意味まで、初心者の方にもわかりやすく解説していきます。旧型(60系)との違いや、自分好みに設定できるカスタマイズ方法にも触れていきますので、すでにハリアーのオーナーである方はもちろん、これから購入を検討している方もぜひ参考にしてください。

ハリアーのメーターは先進的!基本的な見方と種類

ハリアーのメーターは、ドライバーが運転に必要な情報を瞬時に把握できるよう、視認性とデザイン性を両立させています。特に現行モデルと旧モデルでは、その表示方法に大きな違いがあります。 ここでは、それぞれのメーターの特徴やグレードによる違いについて見ていきましょう。

現行(80系)ハリアーのメーター:デジタルとアナログの融合

現行の80系ハリアーには、大きく分けて2種類のメーターが設定されています。

  • 12.3インチTFTカラーメーター+マルチインフォメーションディスプレイ
    Z以上のグレードに標準装備またはオプションで設定されるフル液晶メーターです。 速度計やタコメーター(エンジン回転数を示す計器)までもが液晶ディスプレイ上に表示され、非常に先進的な印象を与えます。 表示デザインを「Casual」「Smart」「Tough」「Sporty」の4つのテイストと3つのレイアウトから好みに合わせて変更できるのも大きな特徴です。 また、中央にはナビゲーションと連携したルート案内や、オーディオ情報、各種運転支援システムの作動状況などを大きく表示させることができます。
  • 7インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイ+アナログメーター
    Gグレードなどに標準装備されるメーターです。 こちらは、左右にアナログ式のスピードメーターとハイブリッドシステムインジケーター(またはタコメーター)、中央に7インチの液晶ディスプレイが配置されています。アナログメーターならではの直感的な分かりやすさと、液晶ディスプレイによる豊富な情報表示を両立しているのが特徴です。

旧型(60系)ハリアーのメーター:洗練されたアナログ表示

2013年から2020年まで販売されていた60系ハリアーのメーターは、自発光式のアナログメーターである「オプティトロンメーター」が採用されています。文字盤や針がくっきりと浮かび上がるように発光するため、昼夜を問わず高い視認性を確保しているのが特徴です。
メーターの盤面はブルーのグラデーションで彩られ、洗練された高級感を演出しています。中央には、燃費や航続可能距離などを表示するTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイが配置されており、アナログながらも先進性を感じさせるデザインとなっています。後期モデルでは、ターボ車専用のスポーティーなデザインのメーターも設定されました。

グレードによるメーターの違い

現行の80系ハリアーでは、主にグレードによってメーターの種類が異なります。

グレード 標準装備のメーター
Z “Leather Package”, Z 12.3インチTFTカラーメーター+マルチインフォメーションディスプレイ
G, S 7インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイ+アナログメーター
上位グレードの「Z」や「Z “Leather Package”」では、12.3インチのフル液晶メーターが標準装備となり、より先進的で多彩な表示が可能になります。 一方で、「G」や「S」グレードでも7インチのカラー液晶が搭載されており、必要な情報を十分に確認することができます。

また、メーカーオプションとして、Gグレードでも12.3インチのメーターに変更できる場合があります(年式や仕様による)。 これから中古車を含めてハリアーを選ぶ際は、メーターのデザインや機能もグレード選びの重要なポイントの一つになるでしょう。

マルチインフォメーションディスプレイの活用法

ハリアーのメーター中央に配置されている「マルチインフォメーションディスプレイ」は、単なる燃費計ではありません。運転をサポートする様々な情報を表示し、各種設定の変更も行える便利な機能です。 ここでは、その具体的な活用法について解説します。

表示できる情報の種類(燃費、航続可能距離など)

マルチインフォメーションディスプレイには、ステアリングスイッチを操作することで、多彩な情報を表示させることができます。

主な表示項目
ドライブインフォメーション:平均燃費、瞬間燃費、航続可能距離、走行時間、平均車速などを表示します。
エコドライブサポート:エコジャッジ(環境に配慮した運転の度合いを評価)や、ハイブリッドシステムのエネルギーモニターなどを表示します。
ナビゲーション連携:交差点までの距離や曲がる方向などを表示します。
オーディオ連携:再生中の曲名やアーティスト名などを表示します。
運転支援システム:レーダークルーズコントロールの車間設定や、レーントレーシングアシストの作動状況などを表示します。
各種警報:タイヤ空気圧の低下や、その他の車両異常に関するメッセージを表示します。

これらの情報をうまく切り替えて活用することで、より安全で経済的なドライブが可能になります。特に、ナビのルート案内をメーター内に表示できる機能は、視線移動が少なく済むため非常に便利です。

表示の切り替えと設定方法

表示の切り替えは、主にステアリング(ハンドル)の左側にあるスイッチで行います。 上下左右の矢印ボタンで項目を選択し、中央の「OK」ボタンで決定するのが基本的な操作です。
80系ハリアーの12.3インチフル液晶メーターでは、さらに詳細なカスタマイズが可能です。 設定画面から、メーターのデザイン(タイプ)や、左右に表示させるウィジェット(燃費グラフやオーディオ情報など)を選択できます。 初期設定のままでも十分使えますが、自分の好みや運転スタイルに合わせて設定を変更することで、より使いやすく、愛着の湧くメーターに仕上げることができます。

ドライブモードごとの表示変化

ハリアーには、走行シーンに合わせて「ECO」「NORMAL」「SPORT」といったドライブモードを選択できる機能が備わっています。 このドライブモードを切り替えると、マルチインフォメーションディスプレイの表示も連動して変化します。

  • ECOモード:主に燃費を意識した表示になります。アクセル操作に対する駆動力が穏やかになり、エアコンの作動も抑制されます。
  • SPORTモード:スポーティーな走行を演出するため、タコメーターが強調されたり、アクセル操作に対する反応が早まったりするなど、よりダイナミックなデザインとフィーリングに変化します。
  • NORMALモード:標準的な表示で、燃費性能と走行性能のバランスが取れたモードです。

このように、選択したドライブモードに合わせてメーターの表情が変わるのも、ハリアーのドライブをより一層楽しませてくれる機能の一つと言えるでしょう。

覚えておきたい!ハリアーの警告灯・表示灯の意味

車のメーターパネルには、様々な色やマークのランプが表示されます。 これらは「警告灯」や「表示灯」と呼ばれ、車の状態をドライバーに知らせる重要な役割を担っています。 万が一の時に慌てないよう、それぞれの意味を正しく理解しておきましょう。国際規格(ISO)で定められているため、色は世界共通で「赤=危険」「黄=注意」「緑=安全」を意味します。

赤色の警告灯:すぐに確認が必要なサイン

赤色の警告灯は、重大な故障や異常を示しており、点灯した場合は速やかに安全な場所に停車し、運転を中止する必要がある可能性が高いです。

マークの形状(例) 名称 意味と対処法
(ビックリマークとPの文字など) ブレーキ警告灯 パーキングブレーキがかかっている、ブレーキフルードが不足している、ブレーキシステムに異常がある場合に点灯。走行中に点灯した場合は、即座に安全な場所に停車し、販売店に連絡してください。
(バッテリーの形) 充電警告灯 バッテリー本体や充電系統に異常がある場合に点灯。走行中にエンジンが停止する恐れがあるため、すぐに安全な場所に停車し、販売店に連絡してください。
(オイルジョッキの形) 油圧警告灯 エンジンオイルの圧力に異常があると点灯。 エンジンが焼き付くなど、重大なエンジントラブルにつながる危険性が非常に高いです。直ちに安全な場所に停車し、エンジンを停止して販売店に連絡してください。
(温度計の形) 高水温警告灯 エンジン冷却水の温度が異常に高くなっている場合に点灯。 オーバーヒートの危険があります。安全な場所に停車し、エンジンを冷ましてから販売店に連絡してください。

黄色(橙色)の警告灯:点検や注意が必要なサイン

黄色の警告灯は、緊急性は赤色ほど高くないものの、何らかの異常や注意すべき状態を示しています。点灯した場合は、なるべく早く販売店などで点検を受けるようにしましょう。

マークの形状(例) 名称 意味と対処法
(エンジンの形) エンジン警告灯 エンジンやトランスミッションなどの制御システムに異常を検知すると点灯。通常走行は可能な場合が多いですが、放置すると重大な故障につながる可能性があるため、速やかに点検を受けてください。
(ABSの文字) ABS警告灯 急ブレーキ時のタイヤロックを防ぐABS(アンチロックブレーキシステム)に異常があると点灯。通常のブレーキは効きますが、急ブレーキ時にABSが作動しないため、早めに点検が必要です。
(車のビックリマーク) ハイブリッドシステム警告灯 ハイブリッドシステム自体に異常があると点灯します。 突然走行できなくなる可能性もあるため、点灯した場合は速やかに販売店で点検を受けてください。
(ビックリマークのタイヤ断面) タイヤ空気圧警告灯 タイヤの空気圧が規定値より低下している場合に点灯。パンクの可能性もあるため、安全な場所に停車してタイヤの状態を確認し、ガソリンスタンドなどで空気圧を調整してください。

緑色や青色の表示灯:作動状態を示すサイン

緑色や青色のランプは「表示灯」と呼ばれ、故障や異常ではなく、システムの作動状態を示しています。 これらが点灯していても心配する必要はありません。

マークの形状(例) 名称 意味
(左右の矢印) 方向指示器表示灯 ウインカーやハザードランプが点滅していることを示します。
(ヘッドライトの形) ハイビーム表示灯 ヘッドライトがハイビームになっていることを示します。
(メーターと矢印) クルーズコントロール表示灯 定速走行装置(クルーズコントロール)が作動中であることを示します。
(EVの文字) EVドライブモード表示灯 モーターのみで走行するEVドライブモードが選択されていることを示します。

ハリアーのメーターを自分好みにカスタマイズ

ハリアー、特に12.3インチのフル液晶メーターを搭載したモデルでは、表示内容を自分好みにカスタマイズできるのが大きな魅力です。 毎日目にするものだからこそ、自分にとって最も見やすく、使いやすい設定を見つけてみましょう。

表示デザインの変更方法(TFTカラーマルチインフォメーションディスプレイ)

12.3インチのフル液晶メーターでは、メーター全体のデザインテーマを変更することができます。 設定は、マルチインフォメーションディスプレイ内の「設定」メニューから行います。

メータータイプ(デザイン)の例
1眼タイプ:中央に大きな円形のメーターを配置したスポーティーなデザイン。多くの情報を表示できるのが特徴です。
2眼タイプ:左右に2つの円形メーターを配置した、従来のアナログメーターに近い馴染みやすいデザインです。
*メーターなしタイプ:円形のメーターを廃し、よりシンプルで先進的な情報を表示するデザインです。

これらのメータータイプに加え、それぞれのデザインテイストを「Casual」「Smart」「Tough」「Sporty」といったスタイルから選ぶことができ、組み合わせによって多彩な表現が可能です。 気分やドライブモードに合わせて切り替えて楽しむのも良いでしょう。

表示項目のカスタマイズ

メーターデザインだけでなく、表示される情報も細かくカスタマイズできます。特に、1眼タイプやメーターなしタイプを選択した場合に設定できる「ウィジェット」機能が便利です。
例えば、メーター表示エリアの左右下部に、常に燃費情報を表示させたり、再生中のオーディオ情報を表示させたりすることができます。

また、「ページ設定」機能を使えば、ステアリングスイッチの左右ボタンで切り替わる情報画面(ページ)の内容を自分で構成できます。 1ページ目には燃費関連情報、2ページ目には運転支援システムの情報、3ページ目にはコンパスなど、自分の使い方に合わせて最大3ページまで設定可能です。 よく使う情報をまとめておくことで、運転中のスイッチ操作を減らし、より安全運転に集中できます。

後付けメーターという選択肢

標準のメーターで表示できる情報だけでは物足りない、もっと詳細な車両情報(水温、油温、ブースト圧など)をリアルタイムで把握したいという方には、後付けメーターを追加するという選択肢もあります。

後付けメーターは、車のOBD2コネクター(車両診断用コネクター)に接続するだけで、様々な車両情報を表示できるものが多く、取り付けも比較的簡単です。

ただし、後付けメーターの取り付けは、視界の妨げにならない場所を選んだり、配線をきれいに処理したりする必要があります。自信がない場合は、カー用品店などのプロに依頼することをおすすめします。ハリアーの洗練された内装デザインを損なわないよう、デザインや取り付け場所にもこだわりたいポイントです。

メーターのトラブルと対処法

精密な電子機器であるハリアーのメーターも、様々な原因でトラブルが発生することがあります。ここでは、代表的なトラブルの症状とその原因、そして対処法について解説します。

メーターが動かない・表示がおかしい時の原因

走行しているのにスピードメーターの針が0のまま動かない、タコメーターが反応しない、液晶表示が消えてしまうといった症状が出た場合、いくつかの原因が考えられます。

  • ヒューズ切れ:メーター関連のヒューズが切れていると、メーター全体または一部が表示されなくなります。
  • バッテリーの電圧低下:バッテリーが弱っていると、メーターの動きが不安定になったり、一時的に表示が消えたりすることがあります。
  • センサーの故障:車速センサーなど、メーターに情報を送る各種センサーが故障すると、関連するメーターが正しく作動しなくなります。
  • メーター本体の故障:メーター内部の基盤や駆動部品が故障しているケースです。

まずはヒューズやバッテリーといった基本的な部分を確認し、それでも改善しない場合は、センサーやメーター本体の故障が疑われるため、ディーラーや修理工場での診断が必要です。

液晶のドット抜けや表示不良

マルチインフォメーションディスプレイなどの液晶部分に、常時点灯または消灯したままの点(ドット抜け)が現れることがあります。これは液晶パネルの特性上、ある程度は仕方がない部分もありますが、あまりに数が多い場合や、表示が滲んだり、線が入ったりする表示不良が起きた場合は、液晶パネル自体の故障の可能性があります。
この場合、修理は液晶パネルの交換となることがほとんどです。保証期間内であれば無償で交換してもらえる可能性が高いので、異常に気づいたら早めにディーラーに相談しましょう。

修理や交換にかかる費用

メーターの修理費用は、故障の原因や箇所によって大きく異なります。

  • ヒューズ交換:数百円~数千円程度
  • センサー交換:部品代と工賃で1万円~3万円程度が目安です。
  • メーター本体の修理・交換
    • 配線修理など比較的簡単な修理:25,000円~35,000円程度が一般的です。
    • メーターASSY(アッセンブリー、ユニット全体)交換:新品に交換する場合、部品代だけで10万円以上かかることも珍しくありません。 特にフル液晶メーターは高価になる傾向があります。中古部品やリビルト品(再生品)を利用することで費用を抑えることも可能です。
30系など古いモデルのハリアーでは、ヘッドライト内部への水漏れやラジエーターからの水漏れなどが定番のトラブルとして挙げられますが、メーター関連の大きな持病はあまり報告されていません。 とはいえ、電装部品であるため経年劣化は避けられません。異常を感じたら早めに専門家に見てもらうことが大切です。

ハリアーのメーターを理解して快適なドライブを

この記事では、トヨタ ハリアーのメーターについて、新旧モデルの違いから表示内容、警告灯の意味、カスタマイズ方法、そしてトラブル対処法まで幅広く解説しました。

ハリアーのメーターは、単に速度やエンジン回転数を示すだけでなく、燃費情報や安全運転支援システムの状況など、快適で安全なドライブをサポートするための多彩な情報をドライバーに伝えてくれます。 特に現行80系のフル液晶メーターは、表示デザインを自分好みに変更できるなど、カーライフをより豊かにしてくれる機能が満載です。

普段何気なく見ているメーターも、そこに表示される情報の意味を正しく理解することで、車の状態をより深く把握し、万が一のトラブルにも冷静に対処できるようになります。この記事を参考に、ぜひご自身のハリアーのメーターを使いこなし、より一層充実したカーライフをお楽しみください。

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