エクリプスクロスで車中泊！快適に過ごすための完全ガイド

クーペスタイルの流麗なデザインが魅力の三菱エクリプスクロス。「このスタイリッシュなSUVで、今流行りの車中泊ってできるのかな？」と考えている方も多いのではないでしょうか。結論から言うと、エクリプスクロスはいくつかのポイントを押さえ、工夫を凝らすことで十分に車中泊を楽しむことが可能です。

この記事では、エクリプスクロスでの車中泊を成功させるための具体的な情報をお届けします。気になる車内の広さやシートアレンジの方法、快適な寝床を作るための段差解消のコツ、そしてあると便利な必須アイテムまで、初心者の方にも分かりやすく解説。さらに、PHEVモデルならではの大きなメリットである給電機能の活用法もご紹介します。この記事を読めば、エクリプスクロスでの車中泊がより具体的で、楽しいものになるはずです。

エクリプスクロスでの車中泊、気になる広さと快適性は？

エクリプスクロスで車中泊を考えたとき、多くの方が最初に気になるのが「快適に眠れるだけの広さがあるのか？」という点でしょう。ここでは、実際の室内サイズやシートアレンジの方法、そして車中泊の快適性を左右する段差や傾斜について詳しく見ていきましょう。

気になる室内空間のサイズは？（荷室長・幅・高さ）

エクリプスクロスの車体サイズは、全長4,545mm、全幅1,805mm、全高1,685mm（マイナーチェンジ後のPHEVモデル）と、ミドルサイズのSUVに分類されます。 室内空間の寸法は、室内長1,870mm、室内幅1,490mm、室内高1,240mmです。

車中泊で最も重要になる就寝スペースの広さを見てみましょう。後部座席の背もたれを倒すことで、荷室（ラゲッジスペース）と一体化した空間が生まれます。この状態での荷室長は約1,540mmとなります。 大柄な男性だと少し窮屈に感じるかもしれませんが、工夫次第で快適なスペースを作り出すことが可能です。例えば、フロントシートを一番前にスライドさせることで、さらに長さを確保できます。

荷室の幅は、タイヤハウス間などの最も狭い部分で約1,000mm、最も広い部分では約1,330mm（ガソリンモデル）となっています。 大人が1人で寝るには十分な幅があり、2人でも工夫すれば横になることが可能です。荷室の高さは約760mmあり、座って過ごすには少し低いですが、寝る分には圧迫感は少ないでしょう。 スタイリッシュなクーペSUVという外観から想像するよりも、工夫次第でしっかりとした就寝スペースを確保できるのがエクリプスクロスの特徴です。

シートアレンジとフルフラット化の方法

エクリプスクロスで車中泊をするには、後部座席を倒して荷室と繋げ、寝るためのスペースを作ることが基本となります。後部座席は6：4の分割可倒式で、荷物の量や乗車人数に合わせてアレンジが可能です。

この操作だけで、荷室から後部座席にかけての広い空間が生まれます。しかし、多くの方が期待するような「完全なフルフラット」にはならないという点が、エクリプスクロスで車中泊をする上での最も重要なポイントです。

後部座席の背もたれを倒した際、座面に乗り上げるような形で収納されるため、荷室の床面との間にどうしても段差が生じてしまいます。 また、全体的に前方（フロントシート側）が高くなるような傾斜も発生します。 この段差と傾斜をいかに解消するかが、快適な車中泊の鍵となります。後部座席をすべて倒さず、片側だけ倒して一人用の就寝スペースを作り、もう片方は荷物置き場として活用するという方法も有効です。

就寝時の段差と傾斜のリアル

前述の通り、エクリプスクロスの後部座席を倒しただけでは、快適に眠れるフラットな空間は生まれません。具体的には、以下のような段差と傾斜が存在します。

• 後部座席の背もたれと荷室の段差: 後部座席を倒した際に、背もたれ部分が荷室の床面よりも少し高い位置になります。この段差は、ちょうど腰やお尻の位置にくることが多く、そのまま寝ると体に負担がかかり、快眠を妨げる原因となります。
• 全体の傾斜: 車両全体がやや前上がりの状態になります。 そのため、頭をどちらに向けて寝るかが重要になります。一般的には、血が頭に上るのを防ぐため、後方（リアゲート側）を頭にするのが良いとされていますが、エクリプスクロスの場合は傾斜が気になるかもしれません。 実際に寝てみて、違和感のない向きを探すのが良いでしょう。

これらの段差や傾斜は、市販の段差解消マットやクッション、DIYなどで対策することが可能です。 何も対策をしないまま寝るのは体に負担がかかるため、おすすめできません。快適な車中泊のためには、この段差と傾斜をいかにフラットに近づけるかが最大の課題であり、腕の見せ所とも言えるでしょう。具体的な解消方法は、次の章で詳しく解説します。

快適な車中泊空間を作る！段差解消とマットの選び方

エクリプスクロスでの車中泊を快適にするためには、シートを倒した際に生じる段差と傾斜を攻略することが不可欠です。ここでは、その具体的な解消法と、寝心地を格段にアップさせるマットや寝具の選び方について詳しく解説します。

段差をなくすための具体的なアイデア

エクリプスクロスの車内をフラットに近づける方法は、専用品を使う方法から、身の回りのものを活用する方法まで様々です。予算や手軽さに合わせて、自分に合った方法を見つけましょう。

• 市販の段差解消マット・クッションを利用する: 最も手軽で効果的なのが、車種専用または汎用の段差解消マットやクッションを使用する方法です。 これらはシート間の隙間や段差をピンポイントで埋めるように設計されており、置くだけで簡単にフラットな土台を作ることができます。ウレタン製のものや、空気を入れて膨らませるインフレータブル式のものなど種類も豊富です。
• DIYで自作ベッドキットを作る: こだわり派の方には、木材やイレクターパイプを使って自作のベッドキットを作成する方法も人気です。 車内の形状に合わせて設計できるため、完璧なフラット空間を実現できます。また、床下に収納スペースを設けるなどの拡張性も魅力です。少し手間はかかりますが、自分だけのオリジナル車中泊仕様車を作る楽しみがあります。
• 身近なもので代用する: 「まずは一度試してみたい」という方には、自宅にあるものを活用する方法もあります。例えば、使わなくなった布団や厚手の毛布、クッションなどを段差部分に詰め込むだけでも、寝心地はかなり改善されます。 また、段ボールや畳んだゴザなどを敷いて、簡易的な土台を作るのも一つの手です。

おすすめの車中泊マットと選び方のポイント

段差解消で土台を整えたら、次に重要なのがその上に敷くマットです。マット一枚で寝心地は劇的に変わるため、慎重に選びましょう。

選ぶ際のポイントは「厚さ」と「収納サイズ」です。エクリプスクロスの場合、ある程度の段差が残ることも想定し、厚さは5cm以上、できれば8cm～10cmあると安心です。地面からの冷気や熱を遮断する効果も高まります。一方で、厚くなるほど収納サイズも大きくなるため、車内の収納スペースとのバランスを考えて選びましょう。自動で膨らむインフレータブルマットは、設置の手軽さと寝心地のバランスが良く、初心者にもおすすめです。

寝心地を左右するシュラフ（寝袋）と枕の選び方

快適な睡眠のためには、マットだけでなくシュラフ（寝袋）と枕も欠かせません。

シュラフ（寝袋）
シュラフは、季節に応じたものを選ぶのが基本です。主に「夏用」「3シーズン用」「冬用」に分かれており、それぞれ対応できる温度（快適使用温度・限界使用温度）が記載されています。車中泊はエンジンを切って寝るのがマナーなので、特に冬場は思った以上に冷え込みます。少しオーバースペックなくらいの保温性があるものを選ぶと安心です。形状は、体にフィットして保温性が高い「マミー型」と、布団のようにゆったり使える「封筒型」があります。好みで選んで問題ありませんが、封筒型は連結して大きな布団のように使えるモデルもあり、2人での車中泊などに便利です。

枕
車中泊ではつい枕を忘れがちですが、あるとないとでは首や肩の疲れが全く違います。普段使っているものを持っていくのが理想ですが、荷物になる場合はアウトドア用のコンパクトな枕が便利です。空気を入れて使うインフレータブルピローや、ウレタンフォームの枕、タオルや衣類を詰めて枕にするスタッフサックピローなど様々な種類があります。自分に合ったものを用意して、睡眠の質を高めましょう。

エクリプスクロス車中泊の必需品＆便利グッズ

快適な寝床を確保したら、次は車中泊の質をさらに高めるためのアイテムを揃えましょう。プライバシーの確保から温度管理、車内での過ごし方を快適にする小物まで、エクリプスクロスでの車中泊にあると便利なグッズをご紹介します。

プライバシーと断熱対策！シェード・カーテンは必須

車中泊において、プライバシーの確保と外気温からの影響を軽減することは非常に重要です。そこで欠かせないのが、窓を覆うためのシェードやカーテンです。

車種専用に設計されたサンシェードは、窓にぴったりフィットするため、隙間なく光や視線を遮ることができておすすめです。 吸盤で簡単に取り付けられるものが多く、手軽に利用できます。汎用のカーテンを取り付ける方法もありますが、隙間ができやすいため、断熱性や遮光性を重視するなら専用シェードが良いでしょう。少なくとも、フロントガラスと運転席・助手席、後部座席の窓を覆う分は用意しておきましょう。

夏と冬の暑さ・寒さ対策アイテム

エンジンを停止して過ごす車中泊では、季節ごとの温度対策が快適性を大きく左右します。

夏の暑さ対策

• ポータブル扇風機・サーキュレーター: 車内の空気を循環させることで、体感温度を下げることができます。特にPHEVモデルでない場合、バッテリー上がりを防ぐためにUSB充電式や電池式のものがおすすめです。窓を少し開け、網戸を取り付けた上で使用すると効果的です。
• クールマット・ひんやりシーツ: 敷くだけでひんやりとした感触が得られる寝具も有効です。熱帯夜の寝苦しさを和らげてくれます。
• 網戸（ウィンドウネット）: 虫の侵入を防ぎながら、外の涼しい空気を取り込むための必須アイテムです。ドアに被せるタイプなど、車種を問わず使える汎用品が多く販売されています。

冬の寒さ対策

• 電気毛布: 特にPHEVモデルであれば、その恩恵を最大限に享受できます。AC100V電源から家庭用の電気毛布を使えば、エンジンをかけることなく朝まで暖かく眠ることができます。 ガソリンモデルの場合は、ポータブル電源と合わせて使用するのが一般的です。
• 冬用シュラフ: 前述の通り、保温性の高い冬用のシュラフは必須です。対応温度を確認し、車中泊をする場所の気温に適したものを選びましょう。
• 湯たんぽ: 電気を使わずに暖を取れる昔ながらのアイテムですが、非常に効果的です。寝る前にお湯を入れてシュラフの中に入れておけば、朝までじんわりと暖かさが続きます。

照明と換気で快適度アップ！ランタンとサーキュレーター

夜間の車内を快適に過ごすためには、適切な照明が欠かせません。車の室内灯はバッテリー上がりの原因になる可能性があるため、別途用意するのが基本です。LEDランタンは火を使わず安全で、明るさや色温度（光の色）を調整できるモデルも多く便利です。吊り下げられるタイプのものを選ぶと、車内のフックなどに掛けて全体を照らすことができ、両手が空くので作業もしやすくなります。

また、換気も重要です。締め切った車内は空気がこもりやすく、特に冬場は一酸化炭素中毒のリスクや結露の原因にもなります。夏場は熱気がこもるのを防ぐためにも、空気の循環は不可欠です。USB充電式の小型サーキュレーターを使い、窓を少し開けて（防犯・防虫対策は忘れずに）空気を循環させることで、快適な環境を保つことができます。

あると便利な小物収納アイテム

車中泊では、限られたスペースをいかに有効活用するかがポイントになります。就寝スペースを確保すると、荷物の置き場に困ることが少なくありません。 そんな時に役立つのが収納アイテムです。

• シートバックポケット: 運転席や助手席の背もたれに取り付けるタイプの収納です。スマートフォンやタブレット、飲み物、本などの小物を整理して収納でき、寝ながらでもすぐに手に取れるので便利です。
• ヘッドレストフック: ヘッドレストのポールに取り付けるフックです。ゴミ袋をかけたり、上着や帽子をかけたりと、ちょっとしたものを掛けておくのに役立ちます。
• ルーフネット（天井収納ネット）: アシストグリップなどを利用して天井に取り付けるネットです。ブランケットや衣類など、軽くてかさばるものを収納するのに最適で、空間を有効活用できます。

これらのアイテムを活用し、車内を整理整頓することで、限られた空間でも快適に過ごすことができます。

PHEVモデルならもっと快適！給電機能の活用術

エクリプスクロスには、ガソリンモデルに加えてPHEV（プラグインハイブリッド）モデルがラインナップされています。 このPHEVモデルは、車中泊において大きなアドバンテージを持っています。それが、大容量の駆動用バッテリーに蓄えた電気を、家電製品に供給できる「100V AC電源（1500W）」です。 これにより、車中泊の快適性は飛躍的に向上します。

1500Wコンセントで何ができる？使える家電一覧

エクリプスクロスPHEVには、フロアコンソールボックスの背面と荷室に、合計1500Wまで対応可能なAC100Vのコンセントが装備されています。 1500Wという出力は、一般的な家庭用コンセントと同じレベルであり、多くの家電製品を動かすことが可能です。

これらの家電が使えることで、車中泊は単に「車で寝る」だけでなく、「移動できる小さな部屋」として機能するようになります。ただし、複数の家電を同時に使用する場合は、合計の消費電力が1500Wを超えないように注意が必要です。

エンジンをかけずに暖房・冷房が使えるメリット

PHEVモデルのもう一つの大きなメリットは、駆動用バッテリーの電力を使ってエンジンを始動させることなくエアコン（暖房・冷房）を使用できることです。

ガソリン車で車中泊をする際、暑さや寒さが厳しいからといってエンジンをかけっぱなしにするのは、騒音や排気ガスの問題でマナー違反とされています。また、一酸化炭素中毒のリスクもあり非常に危険です。

しかし、エクリプスクロスPHEVなら、バッテリー残量がある限り、静かなEVモードのままエアコンを稼働させることができます。 これにより、夏の熱帯夜でも涼しく、冬の厳しい冷え込みの中でも暖かく、安全かつ快適に眠ることが可能です。周りに気兼ねなく、一年中快適な車中泊を楽しめるのは、PHEVモデルならではの特権と言えるでしょう。

バッテリー残量を気にしないための注意点

便利な給電機能とエアコンですが、当然ながら電気を消費すれば駆動用バッテリーの残量は減っていきます。バッテリーが空になってしまうと、せっかくのPHEVのメリットを活かせません。

そこで役立つのが「バッテリーチャージモード」です。 このモードを選択すると、エンジンが始動し、走行中や停車中に発電して駆動用バッテリーを充電することができます。例えば、目的地に向かう道中でこのモードを使って充電しておけば、到着後は満充電に近い状態で給電機能やエアコンを安心して使用できます。

また、万が一バッテリー残量が低下しても、ガソリンが入っていればエンジンを始動して発電・給電を続けることが可能です。 そのため、燃料計のチェックも忘れないようにしましょう。このように、電気とガソリンを賢く使い分けることで、バッテリー残量を気にすることなく、PHEVの恩恵を最大限に享受できます。

エクリプスクロス車中泊の注意点とデメリット

エクリプスクロスは工夫次第で快適な車中泊が可能ですが、万能というわけではありません。事前に知っておくべき注意点や、構造上のデメリットも存在します。これらを理解し、対策することで、より安全で楽しい車中泊につながります。

1人？2人？就寝人数の限界

エクリプスクロスの後部座席を倒して作れる就寝スペースの幅は、最大で約133cm、狭い部分では約100cmです。 これを踏まえると、快適に眠れる人数の目安は以下のようになります。

• 1人での利用: 最も快適でおすすめのスタイルです。十分なスペースを確保でき、隣に荷物を置く余裕もあります。寝返りをうつのも自由で、ストレスなく過ごせるでしょう。
• 大人2人での利用: 可能ではありますが、少し窮屈さを感じることは否めません。 特に体格の良い方同士だと、かなり密着した状態になります。寝袋ではなく、掛け布団をシェアするなどの工夫が必要になるかもしれません。また、2人で寝ると車内のスペースがほぼ埋まってしまうため、荷物の置き場所が大きな課題となります。

お子様連れのファミリーでの車中泊は、残念ながらエクリプスクロスの室内空間では厳しいと言わざるを得ません。車中泊の快適性はスペースに大きく左右されるため、無理のない人数で計画することが大切です。

荷物の置き場所をどう確保するか

車中泊では、就寝スペースを確保するために後部座席と荷室を使うため、元々そこに置いていた荷物の行き場がなくなります。 エクリプスクロスは、ミニバンなどと比べると絶対的な積載量が大きいわけではないため、荷物の置き場所の確保は重要な課題です。

車中泊に出かける際は、本当に必要なものだけを厳選し、荷物をコンパクトにまとめることも心がけましょう。

防犯対策とマナーについて

安心して車中泊を楽しむためには、防犯対策とマナーの遵守が不可欠です。

防犯対策

• 必ず施錠する: 車から離れる時はもちろん、就寝時も必ず全てのドアをロックしましょう。
• 貴重品を見える場所に置かない: スマートフォンや財布などの貴重品は、外から見えない場所に保管するか、常に身につけておきましょう。
• プライバシーシェードを活用する: 外から車内の様子をうかがえないようにすることは、最も基本的な防犯対策です。
• 人けのない場所は避ける: できるだけ明るく、人の目がある場所を選びましょう。RVパークやオートキャンプ場、高速道路のSA/PAなどが比較的安全とされています。

車中泊のマナー

• エンジンのかけっぱなしはNG: 長時間（特に夜間）のアイドリングは、騒音や排気ガスで周囲の迷惑になります。絶対にやめましょう。
• ゴミは必ず持ち帰る: ゴミのポイ捨ては厳禁です。自分で出したゴミは、すべて責任を持って持ち帰りましょう。
• 公共の場所での長期滞在は避ける:道の駅や公園の駐車場は、あくまでも休憩のための施設です。キャンプ行為（車外にテーブルや椅子を出すなど）や連泊は避け、仮眠の範囲にとどめましょう。
• 大きな音や話し声に注意: 夜間は静かに過ごし、テレビの音量や話し声が外に漏れないように配慮しましょう。

これらのルールとマナーを守ることが、自分自身の安全を守り、車中泊という文化を維持していくために非常に重要です。

まとめ：工夫次第でエクリプスクロスは快適な車中泊の相棒になる

スタイリッシュなクーペSUV、エクリプスクロスでの車中泊について解説してきました。後部座席を倒した際に完全なフルフラットにはならず、段差や傾斜が残るという点は事実ですが、市販のマットやDIYで工夫することで、その課題は十分に克服可能です。

むしろ、その課題をクリアし、自分だけの快適空間を創り上げていく過程も、エクリプスクロスでの車中泊の醍醐味と言えるかもしれません。特に、1500Wの給電機能を持つPHEVモデルは、家電製品が使えたり、エンジンをかけずにエアコンが使えたりと、車中泊の可能性を大きく広げてくれます。

プライバシーシェードや季節ごとの温度対策グッズなどを揃え、荷物の収納方法を工夫すれば、エクリプスクロスは1人旅やカップルでの旅行において、頼もしい相棒となってくれるでしょう。この記事で紹介したポイントを参考に、安全とマナーを守りながら、エクリプスクロスでの自由な車中泊の旅へ出かけてみてはいかがでしょうか。