ホンダのステップワゴンは、広い室内空間と使い勝手の良さでファミリー層から絶大な支持を受けているミニバンです。家族でのドライブをより快適にするために、ステップワゴンにリアモニターを後付けしたいと考えている方も多いのではないでしょうか。
新車購入時にオプションで付け忘れてしまったり、中古車を購入して後から装備を充実させたくなったりすることもありますよね。後付けなら、最新の大型モニターや高画質なモデルを自由に選べるという大きなメリットがあります。
この記事では、ステップワゴンに最適なリアモニターの選び方や、設置タイプごとの特徴、さらに取り付け時の注意点まで詳しく解説します。お子様との長距離ドライブや車中泊がさらに楽しくなるような、最適なモニター環境を整えていきましょう。
ステップワゴンのリアモニターを後付けするメリットと魅力

ステップワゴンは室内高が十分にあり、後部座席の居住性が非常に高い車です。そのため、リアモニターを後付けすることで、その広い空間を最大限に活かしたエンターテインメントルームに変えることができます。
長距離ドライブでも子供が退屈せずに過ごせる
小さなお子様がいるご家庭にとって、長時間の移動は大きな課題です。渋滞に巻き込まれた際、お子様が退屈してしまい、ぐずってしまう経験をされた方も多いでしょう。リアモニターがあれば、お気に入りのアニメや映画を流しておくことで、お子様が集中して過ごせるようになります。
ステップワゴンは2列目や3列目のシートも快適に設計されているため、モニターがあるだけで移動時間が楽しいイベントへと変わります。運転に集中できる環境を整えるという意味でも、後部座席のエンタメ環境は重要です。家族全員がストレスなく目的地までたどり着けるようになります。
また、最近では車中泊を楽しむ方も増えています。キャンプ場での休憩中や、夜のひとときを家族で映画鑑賞しながら過ごすのも、ミニバンならではの贅沢な時間の使い方と言えるでしょう。
自分好みのメーカーや最新スペックを自由に選べる
後付けの最大の利点は、自分の予算や好みに合わせて製品を自由に選べることです。純正オプションの場合、選べるモデルが限られていたり、画面サイズが決まっていたりすることが一般的です。しかし、後付けなら最新の有機ELディスプレイや、大画面の12.8インチモデルなどを選択できます。
アルパインやカロッツェリアといった有名メーカーの製品は、画質や機能面で非常に優れています。スマホとの連携機能が充実しているものや、空気清浄機能が搭載されたフリップダウンモニターなど、純正にはない付加価値を持つモデルも多いです。自分のライフスタイルに合わせて最適な一台を見つけられます。
さらに、純正品よりもコストパフォーマンスに優れた製品を見つけやすいのもポイントです。浮いた予算をスピーカーの交換や他のカスタムに回すといった楽しみ方もできるため、こだわり派の方には後付けが特におすすめです。
最新の解像度や拡張機能を手に入れることができる
カーエレクトロニクスの進化は非常に速く、数年前の純正ナビと最新のアフターパーツでは画質に大きな差が出ることがあります。後付けであれば、高精細なフルHD画質のモニターを導入でき、ブルーレイディスクや動画配信サービスも綺麗な映像で楽しむことが可能です。
特にHDMI接続に対応しているモデルを選べば、スマートフォンやストリーミングデバイスを繋いで、YouTubeやNetflixなどの動画を直接映し出すことができます。これは純正の古いシステムでは対応していないことも多く、後付けならではの強みです。子供たちが飽きることなく、最新のコンテンツを楽しめる環境が手に入ります。
また、独立再生機能を持たせることも可能です。前席ではナビや音楽を聴き、後部座席では映画を観るといった使い分けができるようになります。家族それぞれの好みを尊重できるため、車内での過ごし方の自由度が格段に向上します。
ステップワゴンに後付けできるリアモニターの種類

リアモニターには大きく分けて「フリップダウン」「ヘッドレスト」「プライベート」の3つのタイプがあります。ステップワゴンの使い方や、乗車人数に合わせて選ぶことが重要です。
天井にスッキリ収まるフリップダウンモニター
ステップワゴンなどのミニバンで最も人気があるのが、天井に取り付けるフリップダウンモニターです。使わない時は折りたたんで収納できるため、車内がスッキリとして見えるのが特徴です。10インチから12インチ以上の大画面モデルが多く、2列目だけでなく3列目のシートからも映像が見やすいというメリットがあります。
設置には天井の内張りをカットする必要があるため、DIYで行うには少しハードルが高いですが、その分仕上がりは純正品のような一体感があります。ミニバンの広い空間をフルに活用できるため、家族全員で映像を楽しみたい場合に最適です。ルームランプ機能が一体化しているモデルもあり、車内の実用性を損なうこともありません。
ただし、モニターを開いている間はルームミラーを通じた後方視界が一部遮られることがあります。最近ではデジタルインナーミラーを併用してこの問題を解消しているオーナーも多いですが、導入前に確認しておきたいポイントの一つです。
設置が手軽で視認性が高いヘッドレストモニター
ヘッドレストモニターは、前席のヘッドレストに固定するタイプです。目の前に画面が来るため、フリップダウンモニターよりも映像が近く、迫力ある視聴体験が得られます。フリップダウンのように天井を加工する必要がないため、比較的簡単に取り付けられるのが魅力です。
左右のシートに1台ずつ設置すれば、それぞれが独立して映像を楽しめる環境を作ることもできます。兄弟で観たいものが違う場合でも喧嘩にならずに済むため、お子様が成長して好みが分かれてきた際にも便利です。また、座った時の目線の高さに画面が来るため、首が疲れにくいという特徴もあります。
ただし、複数のモニターを設置すると配線が複雑になりがちです。シートの間から配線が見えてしまうと少し乱雑な印象になるため、配線隠しなどの工夫が必要になります。手軽さと個別の楽しみやすさを重視するなら、このタイプが有力な候補になります。
アームで固定する汎用性の高いプライベートモニター
ヘッドレストのシャフト部分にアームを固定し、モニターを設置するタイプです。ヘッドレスト埋め込み型と異なり、多くの車種に適合する汎用性が高いのが特徴です。ステップワゴンでも、シートの形状を選ばず柔軟に設置することができます。画面の角度調整がしやすく、見やすい位置に固定できるのが大きな利点です。
最近のモデルではHDMI端子がモニター本体についているものも多く、後部座席で直接スマホやゲーム機を接続して遊ぶといった使い方も容易です。取り外しも比較的簡単なので、車を買い替える際に移設しやすいというメリットもあります。将来的な車両の乗り換えを視野に入れている方にも向いています。
1台だけ設置して中央に寄せることもできれば、2列目の左側だけに設置するといった自由なレイアウトが可能です。コストを抑えつつ、まずは手軽にモニター環境を構築したいという場合におすすめの選択肢と言えるでしょう。
リアモニター選びの比較ポイント
| タイプ | 主なメリット | 主なデメリット |
|---|---|---|
| フリップダウン | 大画面・収納性・3列目も見やすい | 設置に加工が必要・後方視界への影響 |
| ヘッドレスト | 目の前で見やすい・左右独立可 | 配線が露出しやすい・車種制限がある場合も |
| アーム固定 | 安価・取り付けが簡単・汎用性◎ | アームの存在感がある・振動で揺れる場合がある |
ステップワゴンの型式別で見る取り付けのポイント

ステップワゴンは長い歴史を持つモデルであり、型式によって車内の構造やナビとの接続仕様が異なります。自分の所有している型式に合わせた製品選びが不可欠です。
最新のRP6/7/8型における設置の注意点
2022年に登場した現行モデル(RP6/7/8型)は、室内空間がさらに広くなり、モダンな内装が特徴です。このモデルにフリップダウンモニターを後付けする場合、天井の形状やエアコン吹き出し口の位置に配慮した専用の取り付けキットが必要になります。アルパインなどのメーカーから専用キットが発売されているため、それを利用するのが確実です。
また、現行モデルは純正ナビが大型化しており、映像出力の仕様を確認する必要があります。標準でHDMI出力が備わっている場合は接続がスムーズですが、オプション設定やグレードによっては専用の変換アダプターが必要になるケースもあります。デジタル信号でやり取りすることで、大画面でもノイズのない鮮明な映像を楽しめます。
さらに、現行型は安全運転支援システム「Honda SENSING」が高度化しています。後付けモニターがセンサーやカメラに干渉することはありませんが、配線作業時にサイドカーテンエアバッグなどの安全装備を傷つけないよう、プロに依頼するのが最も安心な選択肢と言えます。
根強い人気のRP1〜5型でのモニター選び
5代目のステップワゴン(RP1〜5型)は、わくわくゲートなどの独自機能で今でも非常に人気が高いモデルです。この型式はアフターパーツが非常に充実しており、フリップダウンモニターの取り付け例も多いため、情報が豊富にあるのがメリットです。12インチクラスの大型モニターも違和感なく設置可能です。
RP型の場合、純正ナビ(Gathers)を装着している車両が多いですが、このナビからリアモニターに映像を出力するためには、専用の背面配線から取り出す必要があります。市販のモニターを繋ぐための「映像出力ハーネス」を用意しておくと、スムーズに取り付けが進みます。これがないと、ナビの映像を後ろに飛ばすことができません。
また、ハイブリッド車(RP5など)の場合は、電気系統への配慮も大切です。消費電力の大きい古いモデルよりは、省電力なLEDバックライトを採用した最新モデルを選ぶことで、バッテリーへの負荷を軽減できます。室内の静粛性が高いモデルなので、モニターから発生するノイズが少ない高品質な製品を選びたいところです。
比較的手軽に作業できるRK型や以前のモデル
4代目のRK型やそれ以前のモデルは、近年のモデルに比べて内装の構造が比較的シンプルです。そのため、DIYでリアモニターを後付けするオーナーも多い型式です。中古で購入して、後付けモニターでリフレッシュさせるという楽しみ方も一般的です。天井へのフリップダウン取り付けも、型紙さえあれば比較的スムーズに行えます。
注意点としては、当時のナビはアナログ接続(RCAピン端子)が主流だったことです。最新のHDMI接続専用モニターを購入してしまうと、そのままでは接続できない場合があります。ナビ側の出力端子を確認し、必要に応じて「アナログ信号をデジタル信号に変換するコンバーター」を用意するか、RCA入力に対応したモニターを選ぶ必要があります。
古いモデルであっても、モニターを新しくするだけで車内の雰囲気が一気に近代化されます。ヘッドレストモニターであれば配線の取り回しも簡単なので、まずは手軽なところからカスタムを始めるのも良いでしょう。ステップワゴンの広い窓から入る光に負けない、輝度の高いモニターを選ぶのがコツです。
リアモニター後付け時にチェックしたい接続環境

せっかくリアモニターを後付けするなら、高画質で多様なコンテンツを楽しめるようにしたいものです。接続方法一つで、使い勝手は大きく変わります。
HDMI接続で高画質な映像を楽しむ
現代のリアモニターにおいて、HDMI接続は必須と言っても過言ではありません。かつてのアナログ接続(黄色のピン端子)では、画面が大きくなるほど映像のボケやノイズが目立ってしまいました。HDMI接続であれば、デジタルのまま信号を送れるため、文字の輪郭までハッキリとした高精細な映像が楽しめます。
最近のステップワゴン用ナビにはHDMI出力が備わっていることが多いですが、古いモデルや低価格帯のモデルでは装備されていないこともあります。その場合は、ナビそのものをHDMI対応品に交換するか、スマホから直接モニターにHDMIで入力する構成にするのが一般的です。せっかくの大画面を活かすなら、フルHD(1920×1080)対応のモデルを選びましょう。
また、HDMIケーブルは長距離を這わせることになるため、断線に強い高品質なものを選ぶことをおすすめします。安価すぎるケーブルだと、車内の電磁波ノイズを受けて画面が点滅することがあるため注意が必要です。
スマホや動画配信サービスとの連携
今の時代、DVDだけでなくYouTubeやAmazon Prime Videoなどの動画配信サービスを車内で楽しみたいというニーズが非常に高いです。後付けリアモニターにHDMI入力端子があれば、Fire TV StickやApple TVのようなデバイスを直接差し込むことが可能になります。
スマホのテザリングや車載Wi-Fiを利用することで、家で見ている動画の続きを車内で楽しむという使い方ができます。これは純正システムだけではなかなか難しい拡張性であり、後付けならではの楽しみ方です。長い待ち時間やキャンプ先でのエンタメとして、この上ない快適さを提供してくれます。
スマホの画面をそのまま映し出す「ミラーリング」も便利ですが、著作権保護の関係で一部のアプリが映らないこともあります。そのため、直接スティック端末をモニターに挿す方法が最も安定して多くのコンテンツを楽しめます。電源供給用のUSBポートがモニター付近にあるモデルを選ぶと、配線もスマートにまとまります。
独立再生機能で大人と子供の好みを分ける
家族でドライブしていると、「子供はアニメを観たいけれど、親はニュースを見たい、または静かに音楽を聴きたい」といった状況がよく起こります。後付けモニターの中には、ナビの映像とは別に、モニター単体で映像を再生できる機能を持つものがあります。これを活用すれば、前後の座席で別々のエンターテインメントを楽しめます。
例えば、後部座席ではDVDやスマホ動画を再生し、音声はヘッドホンで聴く。前席ではスピーカーからラジオや音楽を流す、といった具合です。ステップワゴンのような大きな空間だからこそ、こうした「パーソナルな楽しみ方」ができるようになると、車内での自由度が格段に増します。
この環境を構築するには、モニター側にプレイヤー機能(DVDスロットやSDカードスロット)が内蔵されているモデルや、複数のHDMI入力を持つモデルを選ぶのが近道です。家族全員が納得するドライブを実現するために、ぜひ検討してみたい機能です。
リアモニターで人気の動画視聴方法
1. ナビのDVD/地デジ映像をミラーリング
2. Fire TV Stick等をモニターに直接接続
3. スマホをHDMI変換アダプターで接続
4. SDカードやUSBメモリに保存した動画ファイルを再生
後付け作業を自分で行うかプロに任せるか

リアモニターの設置は、ステップワゴンの資産価値や安全性にも関わる作業です。自分のスキルと予算に合わせて、最適な方法を選びましょう。
カーショップやディーラーに依頼する場合の費用
最も安心なのは、オートバックスやイエローハットといったカー用品店、またはホンダのディーラーに依頼することです。プロの手による取り付けは、配線が一切見えないように美しく処理されるだけでなく、走行中の振動でモニターがガタついたり、配線がショートしたりするリスクを最小限に抑えられます。
取り付け費用の目安は、ヘッドレストタイプなどの簡単なものであれば数千円〜1万円程度、天井加工が必要なフリップダウンモニターの場合は2万円〜3万5千円程度が相場です。これに加えて本体代金が必要になります。ステップワゴン専用キットを使用する場合、その部品代(数千円)も加算されます。
ショップに依頼するメリットは、万が一の不具合の際のアフターフォローがあることです。特に電装系は、素人が下手に触るとナビ本体を故障させてしまう恐れもあります。安全と仕上がりの美しさを重視するなら、プロに任せるのが最も確実な道です。
DIYで取り付ける際の手順と必要な道具
車いじりが好きな方なら、DIYでの後付けに挑戦するのも一つの手です。浮いた工賃で、よりハイグレードなモニターを購入できるのが最大の魅力です。ステップワゴンの場合、内装の剥がし方などはインターネット上に多くの動画や解説記事がアップされているため、事前の予習は比較的容易です。
必要な道具としては、内張り剥がし(リムーバー)、プラスドライバー、検電テスター、絶縁テープなどが基本です。フリップダウンモニターを取り付ける場合は、天井をカットするためのカッターや、配線を通すための通しワイヤーも必要になります。また、ステップワゴンの型式に合わせた「車種専用取り付けキット」は必ず用意しましょう。
作業のポイントは、焦らずに手順を確認することです。特に天井をカットする作業はやり直しがきかないため、慎重に位置合わせを行う必要があります。また、バッテリーのマイナス端子を外してから作業を行うなど、電装作業の基本ルールを守ることも、車両トラブルを防ぐために重要です。
持ち込み取り付けに対応してくれる店舗の探し方
ネット通販で安くモニターを購入し、取り付けだけをプロに頼みたいというニーズも多いです。しかし、大手カー用品店やディーラーでは「持ち込みお断り」であったり、工賃が通常より高く設定されていたりすることがあります。そこで活用したいのが、持ち込み専門の取り付け業者です。
「グーネットピット」などのサービスを使えば、地域にある持ち込み歓迎の整備工場を簡単に探すことができます。こうした個人経営や小規模な工場は、丁寧な仕事をしてくれるところも多く、工賃も良心的な傾向にあります。事前に電話やメールで「ステップワゴンのフリップダウンモニター持ち込み」と伝え、見積もりをもらっておくとスムーズです。
持ち込みの際は、必要な配線やキットがすべて揃っているか、必ず自分で確認しておきましょう。欠品があると作業が中断してしまい、追加の工賃や保管料が発生することもあります。完璧な準備をして依頼することで、プロの技術をリーズナブルに利用することが可能になります。
DIYとプロ依頼の比較
| 項目 | プロに依頼 | DIYで行う |
|---|---|---|
| 仕上がり | 非常に綺麗、配線隠しも完璧 | 自分次第、配線が見えることも |
| 安全性 | 保証あり、確実な固定 | 自己責任、ショートの恐れあり |
| 費用 | 工賃がかかる(2〜3.5万円) | 工具代のみ(数千円) |
| 時間 | 数時間(予約が必要) | 半日〜1日(慣れが必要) |
ステップワゴンへのリアモニター後付けまとめ
ステップワゴンにリアモニターを後付けすることで、車内の快適性は飛躍的に向上します。広々とした室内空間を活かして、最新の大画面モニターで映画や動画を楽しめる環境は、家族全員にとって大きな喜びとなるはずです。
後付けを検討する際は、まず自分のステップワゴンの型式を確認し、接続したいデバイス(DVD、スマホ、ゲーム機など)に合わせた入出力端子を備えたモニターを選びましょう。天井収納の「フリップダウン型」、個別に楽しめる「ヘッドレスト型」など、重視するポイントによって最適なタイプは異なります。特にHDMI対応モデルを選んでおけば、将来的に新しいデバイスが登場しても長く使い続けることができます。
また、取り付けに関しては、仕上がりの美しさと安全性を最優先にするならプロへの依頼がおすすめです。一方で、コストを抑えて自分でカスタマイズする楽しさを味わいたいならDIYも選択肢に入ります。この記事を参考に、あなたのステップワゴンにぴったりのリアモニターを選んで、毎日のドライブをもっと豊かな時間へと変えてみてください。




