オデッセイ rc4 前期 後期の違いを詳しく比較!中古車選びで失敗しないポイント

オデッセイ rc4 前期 後期の違いを詳しく比較!中古車選びで失敗しないポイント
オデッセイ rc4 前期 後期の違いを詳しく比較!中古車選びで失敗しないポイント
車種別インプレッション

ホンダの人気ミニバンであるオデッセイのなかでも、ハイブリッドモデルとして高い支持を集めているのがRC4型です。中古車市場でも非常に人気がありますが、いざ探してみると「前期」と「後期」で見た目や装備が大きく異なり、どちらを選べばよいか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

実はRC4型には、大きく分けて2回のマイナーモデルチェンジが行われており、一般的に「前期・中期・後期」と分類されることもあります。特に2020年に行われたビッグマイナーチェンジでは、エクステリア(外装)の印象がガラリと変わり、最新の安全装備も導入されました。

この記事では、オデッセイ rc4 前期 後期の違いを、デザイン、内装、安全性能、そして選び方の観点からやさしく解説します。これからオデッセイの購入を検討している方は、自分にとって最適な一台を見つけるための参考にしてください。

  1. オデッセイ rc4 の前期と後期の大きな違いとモデルチェンジの歴史
    1. 2016年に登場したハイブリッドモデル(RC4)の基本
    2. 2017年のマイナーモデルチェンジで進化したポイント
    3. 2020年のビッグマイナーチェンジで大きく変わった後期型
    4. 前期・中期・後期の期間と見分け方のコツ
  2. 外観デザインの変化!フロントマスクや灯火類の違いをチェック
    1. 力強さが増したフロントグリルとバンパーの造形
    2. LEDライトの採用とシーケンシャルターンの有無
    3. アルミホイールのデザインとボディカラーのラインナップ
    4. リアコンビネーションランプとリアビューの印象
  3. 内装と利便性の進化!質感向上と使い勝手の違い
    1. インストルメントパネルと操作系のアップデート
    2. ジェスチャーコントロールパワースライドドアの採用
    3. シート形状と本革シートパッケージの有無
    4. 静粛性の向上とガラスの遮音性能の違い
  4. 走行性能と安全装備「Honda SENSING」の機能差
    1. ハイブリッドシステム「e:HEV」への名称変更と熟成
    2. ホンダセンシングの機能追加と精度向上
    3. 渋滞追従機能付ACC(アダプティブクルーズコントロール)の進化
    4. パーキングブレーキの電動化とオートブレーキホールド
  5. 中古車で選ぶなら?前期・後期それぞれのメリット・デメリット
    1. コストパフォーマンスに優れた前期・中期モデルの魅力
    2. 高年式で装備が充実した後期モデルの満足度
    3. 車中泊やレジャーで活用する際のポイント
    4. 維持費やリセールバリューから考える賢い買い方
  6. まとめ:オデッセイ RC4の前期・後期の違いを理解して最適な選択を

オデッセイ rc4 の前期と後期の大きな違いとモデルチェンジの歴史

オデッセイ RC4型は、2016年2月にハイブリッドモデルとして登場しました。その後、2017年と2020年の2回にわたる大幅な改良を経て、モデル末期まで進化を続けました。まずは、それぞれの時期でどのような変更があったのか、全体像を整理してみましょう。

RC4型オデッセイの変遷まとめ

・前期モデル:2016年2月~2017年11月(初期型ハイブリッド)

・中期モデル:2017年11月~2020年11月(フロントデザイン変更、Honda SENSING進化)

・後期モデル:2020年11月~2022年9月(ビッグマイナーチェンジ、顔つきが大幅変更)

2016年に登場したハイブリッドモデル(RC4)の基本

RC4型は、5代目オデッセイに待望のハイブリッドシステム「SPORT HYBRID i-MMD」を搭載してデビューしました。このシステムは、走行シーンのほとんどをモーターで駆動し、エンジンは発電に徹することで、圧倒的な燃費性能と静粛性を実現したのが特徴です。

前期モデルのデザインは、横基調のメッキグリルが特徴で、スポーティでありながら落ち着いた大人のミニバンという印象を与えます。内装も低床プラットフォーム(床が低い設計)を活かした広い室内空間を誇り、特に2列目のプレミアムクレードルシートは「空上のファーストクラス」と称されるほどの快適さを備えていました。

中古車市場ではこの時期のモデルが最も手頃な価格帯となっており、コストパフォーマンスを重視するユーザーに選ばれています。ハイブリッドならではの滑らかな加速感は、この初期モデルからすでに完成されており、今でも十分に通用する走行性能を持っています。

2017年のマイナーモデルチェンジで進化したポイント

2017年11月に行われたマイナーチェンジでは、主にフロントバンパーやグリルのデザインが変更されました。フォグランプがLEDの薄型タイプになり、より精悍な顔つきへと進化したのがこの「中期モデル」と呼ばれるタイプです。見た目の変更だけでなく、中身もしっかりアップデートされています。

大きな変更点としては、安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ センシング)」の機能強化が挙げられます。先行車に追従して走行するACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)に、渋滞追従機能が追加されました。これにより、高速道路での渋滞時でも停車まで自動で行えるようになり、長距離ドライブの負担が劇的に軽減されました。

また、このタイミングでハイブリッドシステムの制御も見直され、より自然な加速フィールへと磨きがかかっています。前期モデルのスマートな良さを残しつつ、実用的な機能を高めたバランスの良いモデルといえるでしょう。

2020年のビッグマイナーチェンジで大きく変わった後期型

2020年11月の改良は、単なるマイナーチェンジの枠を超えた「ビッグマイナーチェンジ」と呼ばれています。最も大きな違いは、フロントマスクの全面刷新です。これまでの薄く鋭いデザインから、厚みのある大型グリルを採用した、力強く存在感のある顔つきへと変貌を遂げました。

機能面での目玉は、国内初採用となった「ジェスチャーコントロール・パワースライドドア」です。ドアノブに触れなくても、手をかざして動かすだけでスライドドアの開閉ができる魔法のような機能で、荷物で両手が塞がっている時に重宝します。さらに、予約ロック機能も追加され、ドアが閉まりきるのを待たずに施錠できるようになりました。

この後期モデルからはハイブリッドの呼称が「e:HEV(イーエイチイーブイ)」に統一されました。インパネのデザインも大幅に変更され、液晶メーターの大型化やナビ画面の大型化など、現代の車に求められるデジタル装備が充実したことが大きな特徴です。

前期・中期・後期の期間と見分け方のコツ

RC4型の前期・中期・後期を見分ける最も簡単なポイントは、フロントグリルとライトの形状です。前期はグリル中央のメッキバーが細めで、全体的にフラットな印象です。中期はフォグランプが横長のLEDになり、グリルの存在感が少し強調されています。

決定的に異なるのが後期モデルで、ボンネットの位置が高くなり、グリルが垂直に近い角度で切り立っています。また、ヘッドライトの上部にデイタイムランニングライト(昼間点灯するライト)が配置されているのも後期ならではの特徴です。さらに、リアのコンビネーションランプのデザインも、後期はメッキ加飾が施された立体的な造形になっています。

車内を見れば、シフトレバー周辺やメーターパネルの違いが一目瞭然です。後期はメーター内の液晶画面が大きく、右側にアナログ速度計を残しつつ、左側がフルドットの液晶になっています。これらのポイントを押さえておけば、中古車販売店での現車確認でも迷うことはないでしょう。

外観デザインの変化!フロントマスクや灯火類の違いをチェック

オデッセイ RC4を選ぶ際、最も好みが分かれるのが外観デザインです。前期から後期にかけて、ホンダのデザインコンセプトが「スタイリッシュ」から「堂々とした存在感」へとシフトしていった様子が伺えます。ここでは具体的なパーツごとの変更点を見ていきましょう。

外観の主な変更点:フロントグリル、ヘッドライト、バンパー形状、アルミホイール、リアガーニッシュ

力強さが増したフロントグリルとバンパーの造形

前期・中期モデルのオデッセイは、低重心を強調したスポーティなシルエットが持ち味でした。グリルはヘッドライトと一体感のあるシャープな形状で、ミニバン特有の圧迫感を感じさせないスマートなデザインが人気でした。どちらかというと、セダンのような洗練された雰囲気を纏っています。

対して後期モデルでは、フロントエンドを高く設定し、直立した巨大なグリルを採用しました。これにより、一目で「高級ミニバン」と分かる迫力のあるスタイルへと進化しています。バンパー下部の造形もより立体的になり、ワイド&ローの印象から、重厚感のある力強い印象へとシフトしています。

このデザイン変更は、競合するトヨタのアルファードなどの大型ミニバンを意識したものと言われています。街中での存在感を重視するなら後期モデル、シュッとしたスマートな美しさを好むなら前期・中期モデルがおすすめです。

LEDライトの採用とシーケンシャルターンの有無

灯火類の変化も、前期と後期の大きな違いです。前期モデルからLEDヘッドライトは採用されていましたが、後期モデルではその内部構造がより精緻なものになりました。特に注目すべきは、いわゆる「流れるウインカー」ことシーケンシャルターンシグナルの採用です。

後期モデルでは、フロントとリアの両方にこのシーケンシャルターンが搭載され、右左折時の視認性と高級感を高めています。また、ヘッドライト自体もより明るく、夜間の視界をサポートする機能が強化されました。前期モデルは通常の点滅式ウインカーですので、ここで年式の新しさを判断することができます。

さらに、フォグランプの形状も進化しています。初期は丸型のハロゲンまたはLEDでしたが、中期以降は薄型のライン状LEDが主流となりました。これにより、夜間のフロントマスクの表情がより現代的なものへとアップデートされています。

アルミホイールのデザインとボディカラーのラインナップ

足元の印象を決めるアルミホイールも、マイナーチェンジのたびに新デザインが投入されました。前期モデルでは切削光輝(金属を削り出したような輝き)を活かしたスポークデザインが中心でしたが、後期モデルではより立体的で複雑な造形のホイールが採用されています。

特にアブソルート(スポーティグレード)に装着されるホイールは、インチ数は同じでもデザインの違いで車全体の印象を大きく変えています。後期モデルではノイズリデューシングホイール(走行時のタイヤノイズを低減する構造)の採用範囲が広がり、静粛性への配慮もなされています。

ボディカラーについても、時代の流行に合わせて入れ替えが行われました。例えば、後期モデルでは「オブシダンブルー・パール」のような深みのある色調が追加される一方で、前期に設定されていた鮮やかなカラーが廃止されることもありました。中古車を探す際は、希望の色がどの年式に設定されていたかもチェックポイントになります。

リアコンビネーションランプとリアビューの印象

後ろ姿についても、後期モデルでの変更は顕著です。テールランプ自体のサイズが大きくなり、左右のランプをつなぐメッキガーニッシュのデザインも変更されました。これにより、リアビューにどっしりとした安定感と高級感が生まれています。

前期モデルのリアは比較的シンプルで、クリアレンズを多用した軽快な印象でした。しかし後期モデルでは、赤いレンズ部分を強調しつつ、内側にメッキを配することで、夜間の点灯パターンも非常に豪華になっています。後続車からの見栄えを気にする方にとって、このリアデザインの違いは大きな判断材料になるはずです。

また、細かい点ではリアバンパー下部のリフレクター(反射板)周辺の造形も変更されており、マフラーの存在感を見せないクリーンな処理がより徹底されました。全体として、後期モデルは細部までメッキ加飾を効果的に使い、上質感を高める工夫が随所に凝らされています。

内装と利便性の進化!質感向上と使い勝手の違い

オデッセイ RC4の魅力は、何といってもその室内空間にあります。前期と後期では、ドライバーが常に触れるインパネ周りや、同乗者が快適に過ごすための装備に大きな差があります。毎日の使い勝手に直結するインテリアの変更点を確認しましょう。

後期モデルの内装は、単なるデザイン変更にとどまりません。収納の追加や大型ナビへの対応など、ユーザーの「あったらいいな」を形にした改良が行われています。

インストルメントパネルと操作系のアップデート

運転席に座って最も違いを感じるのが、ダッシュボード(インパネ)の造形です。前期・中期モデルは、エアコンの吹き出し口が縦型で、全体的にスッキリとしたレイアウトでした。しかし後期モデルでは、吹き出し口を横型に変更し、加飾パネルを大胆に配置することで、水平基調のワイドなデザインへと進化しました。

また、メーターパネルも一新されています。前期モデルは中央に大きな円形メーターを配したデザインでしたが、後期モデルは左側に大画面のカラー液晶ディスプレイを搭載。燃費情報やエネルギーフロー、安全装備の作動状況などがより高精細に、分かりやすく表示されるようになりました。

さらに、後期モデルではアッパーグローブボックス(助手席正面の収納)が追加されました。前期モデルでは収納が少ないという声がありましたが、この改良によりスマートフォンや小物を置くスペースが確保され、実用性が大きく向上しています。

ジェスチャーコントロールパワースライドドアの採用

RC4後期の目玉機能の一つが、ジェスチャーコントロール・パワースライドドアです。これは、スライドドアのガラス下部にある青い光の誘導に従って、手を横にスライドさせるだけでドアが開閉するシステムです。物理的なボタンやハンドルを操作する必要がないため、非常にスマートです。

この機能の素晴らしい点は、手がふさがっている時だけでなく、小さなお子様が自分でドアを開けたい時にも役立つことです。また、ドアが閉まりきる前にロックを予約できる「予約ロック」機能も後期モデルから標準装備(一部グレード除く)されました。雨の日などに、ドアが閉まるのを待たずに車を離れられるのは非常に便利です。

前期・中期モデルにはこの機能はありませんが、従来のハンドル操作やリモコンキーでの開閉でも十分スムーズです。しかし、最新のガジェット感を味わいたい方や、家族での利便性を最優先する方には、後期モデルのこの装備は非常に魅力的なポイントとなるでしょう。

シート形状と本革シートパッケージの有無

オデッセイの代名詞とも言える2列目シートについても、年次改良ごとに細かなブラッシュアップが行われています。前期モデルから設定されている「プレミアムクレードルシート」は、背もたれを倒すと座面前部が持ち上がり、全身を包み込むような姿勢を作れる優れものです。

後期モデルでは、このシートの質感がさらに高められました。表皮の縫製パターンが変更されたり、クッション材の見直しが行われたりすることで、長距離移動時の疲れにくさが向上しています。また、最上級グレードの「EX」では、本革シートが標準装備されるなど、高級車としての仕立てがより強固になっています。

車中泊を検討している方にとって重要なのは、シートのフラット化です。RC4はハイブリッド用のバッテリーを1列目シート下に配置しているため、後方の床面は非常にフラットです。前期・後期を問わず、2列目を前に詰めれば広大なスペースが出現しますが、シート自体の肉厚感は後期モデルの方がやや増している印象を受けます。

静粛性の向上とガラスの遮音性能の違い

ハイブリッド車であるRC4はもともと静かな車ですが、後期モデルではさらなる「静けさ」が追求されています。特に注目したいのが、遮音ガラス(アコースティックガラス)の採用拡大です。後期モデルでは、フロントドアガラスなどにも遮音性の高い素材が使用され、風切り音やロードノイズの侵入を一段と抑えています。

また、ホイール内に消音装置を組み込んだ「ノイズリデューシングアルミホイール」の採用も、静粛性の向上に一役買っています。高速道路を巡航している時の室内は、前期モデルと比較しても明らかにワンランク上の静けさを実現しており、同乗者との会話もより弾むようになっています。

ミニバンは室内空間が広いため、どうしても音が響きやすい傾向にあります。しかし、RC4後期モデルはその弱点を徹底的に潰し込んできています。高級セダンのような静かな空間で移動したいと考えているなら、後期モデルの静粛性能は選ぶ価値がある大きなメリットと言えます。

走行性能と安全装備「Honda SENSING」の機能差

車選びにおいて欠かせないのが、安全性と走りの質です。オデッセイ RC4は、全期間を通して高いレベルにありますが、特に安全運転支援システム「Honda SENSING」の内容には、前期と後期で明確な世代の差が存在します。どのような違いがあるのか詳しく見ていきましょう。

ハイブリッドシステム「e:HEV」への名称変更と熟成

前期・中期モデルでは「SPORT HYBRID i-MMD」と呼ばれていたシステムが、後期モデルではホンダの次世代ブランド名である「e:HEV」へと変わりました。ハードウェアの基本構成は2.0Lエンジンと2モーターの組み合わせで共通していますが、制御ソフトの熟成が図られています。

具体的には、加速時のエンジン回転数と加速感のリンクがより自然になり、ドライバーの意図に忠実な走りができるようになっています。また、回生ブレーキ(減速時に電気を貯める機能)のタッチもより洗練され、ブレーキ操作時の違和感が軽減されました。燃費数値そのものに劇的な変化はありませんが、乗り味の「上質感」は後期になるほど高まっています。

また、走行モードの切り替えもスムーズになっています。モーターのみで走る「EVドライブモード」、エンジンで発電してモーターで走る「ハイブリッドドライブモード」、エンジンと車輪が直結する「エンジンドライブモード」の切り替えがより緻密になり、どんな速度域でもストレスのない走りが楽しめます。

ホンダセンシングの機能追加と精度向上

安全装備「Honda SENSING」は、RC4型の歴史の中で最も進化した部分と言っても過言ではありません。前期モデルでも基本的な自動ブレーキや車線維持支援機能は備わっていましたが、後期モデルではそのセンサー精度と機能の幅が大きく広がっています。

後期モデルでは、後方誤発進抑制機能が追加されました。これにより、バックで出庫する際の踏み間違い事故を防ぐ手助けをしてくれます。さらに、近距離衝突軽減ブレーキも搭載され、低速走行時の不注意による接触を回避する能力が向上しました。

また、フロントカメラの広角化や画像処理能力の向上により、歩行者や先行車の検知能力も高まっています。最新の安全基準に照らし合わせても、後期モデルの装備は一線級の実力を持っており、家族を乗せて走るミニバンとして非常に高い安心感を提供してくれます。

渋滞追従機能付ACC(アダプティブクルーズコントロール)の進化

長距離ドライブを楽にするACCですが、ここにも前期と後期の決定的な違いがあります。前期モデルのACCは、時速約30km以下になると解除される仕様でした。つまり、渋滞で停止する直前にはドライバー自身がブレーキを操作する必要があったのです。

これが2017年の中期モデル以降では、渋滞追従機能付ACCへと進化しました。先行車が停止すれば自車も自動で停車し、停止状態を保持してくれます。先行車が発進した後は、ボタン操作かアクセルを軽く踏むだけで追従を再開します。この違いは、渋滞時の疲労軽減という点で非常に大きいです。

「高速道路をよく利用する」「週末に遠出をすることが多い」という方にとっては、この渋滞追従機能があるかないかは死活問題と言えるかもしれません。中期以降のモデルを選ぶべき最大の理由として、このACCの進化を挙げる人は非常に多いです。

パーキングブレーキの電動化とオートブレーキホールド

RC4型は全車で電子制御パーキングブレーキを採用していますが、機能の充実ぶりは年式で異なります。特に便利なのが、信号待ちなどで足をブレーキペダルから離しても停止状態を維持してくれる「オートブレーキホールド機能」です。

この機能はRC4のデビュー時から搭載されていましたが、後期モデルではシステムの操作性がより洗練されました。また、ACCとの連携もスムーズになり、長時間の停車でも安定した保持力を発揮します。足元のペダル操作を減らせるこの機能は、一度使うと手放せないほど快適です。

さらに、後期モデルではパーキングブレーキの作動音なども抑えられ、高級車らしい振る舞いが見て取れます。細かい部分ではありますが、こうした日常の動作ひとつひとつに磨きがかかっているのが、後期モデルの魅力と言えるでしょう。

中古車で選ぶなら?前期・後期それぞれのメリット・デメリット

ここまで前期と後期の違いを見てきましたが、結局どちらを買うのが賢い選択なのでしょうか。中古車市場での相場観や、ライフスタイルに合わせた選び方のポイントを整理しました。自分にとっての優先順位を考えながら読んでみてください。

項目 前期・中期モデル 後期モデル
中古車価格 比較的安価(150万〜250万円前後) 高値で安定(350万〜450万円前後)
デザイン シャープでスポーティ 重厚感があり豪華
安全装備 必要十分(中期以降は渋滞追従あり) 最新機能が満載で安心感が高い
おすすめの人 コスパ重視・スマートな外観派 最新装備重視・迫力ある外観派

コストパフォーマンスに優れた前期・中期モデルの魅力

前期・中期モデルの最大のメリットは、何といっても「価格の安さ」です。RC4は初期モデルからハイブリッドシステムが完成されているため、燃費性能や基本的な走りの質は後期モデルと比べてもそれほど遜色ありません。100万円台から狙える個体も増えており、予算を抑えたい方には最適です。

特に狙い目なのは2017年11月以降の中期モデルです。渋滞追従機能付ACCが搭載されており、安全装備も現代の水準を十分に満たしています。外観も前期より少し引き締まっており、古臭さを感じさせません。「最新の顔つきにこだわりはないけれど、快適なハイブリッドミニバンに乗りたい」という方にとって、中期モデルは最も賢い選択肢になります。

ただし、中古車の場合は走行距離が伸びている個体も多いです。ホンダのi-MMDシステムは耐久性が高いですが、駆動用バッテリーの状態などはしっかりと確認された個体を選ぶようにしましょう。保証が充実している販売店で購入するのが安心です。

高年式で装備が充実した後期モデルの満足度

後期モデルのメリットは、やはりその「所有感」と「最新機能」です。一目で新しいモデルだと分かる堂々としたエクステリアは、所有する喜びを満たしてくれます。また、ジェスチャーコントロールや予約ロックなど、最新の利便性機能は一度体験すると戻れないほどの快適さがあります。

内装の質感向上も顕著で、ナビ画面の大型化によって視認性も良くなっています。安全装備も後方のケアが強化されているため、運転に不安がある方にも自信を持っておすすめできます。価格はまだ高めですが、その分リセールバリュー(売却時の価格)も高く維持されることが期待できます。

「せっかく買うなら一番良いものを」「長く乗り続けるので最新の安全機能が欲しい」という方は、迷わず後期モデルを選ぶべきです。2022年に一度生産を終了しているため、高年式の個体は希少性が高まっており、状態の良いものを早めに見つけるのがコツです。

車中泊やレジャーで活用する際のポイント

オデッセイ RC4を車中泊やアウトドアで使いたいと考えている場合、前期・後期の差よりも「乗車定員」と「シート形状」の方が重要になります。7人乗り仕様は2列目がキャプテンシートになっており、快適性は抜群ですが、シートの間に隙間ができるため、フルフラットにするには工夫が必要です。

一方、8人乗り仕様は2列目がベンチシートになっており、倒した際にフラットな面を作りやすいというメリットがあります。これは前期・後期を問わず共通の悩みどころです。ただし、後期モデルの方が静粛性が高く、サイドガラスの厚みも増しているため、外の音を気にせず眠るという点では後期に分があります。

また、ハイブリッド車であるRC4は、エンジンをかけずにエアコンを長時間使用することはできませんが、停車中の電力供給能力はガソリン車より優れています。キャンプの道中など、静かな車内で休憩するシーンが多いなら、やはり遮音性の高い後期モデルが快適でしょう。

維持費やリセールバリューから考える賢い買い方

維持費については、前期・後期で税金や保険料に大きな差はありません。燃費性能もカタログ値でわずかな差はありますが、実燃費ではほぼ同等と言っていいでしょう。そのため、購入時の価格差がそのままトータルコストの差になります。

リセールバリューについては、圧倒的に後期モデルが有利です。特に後期モデルは販売期間が短かったこともあり、中古車市場での希少価値が高まっています。一方で、前期モデルはすでに底値に近い状態まで下がっているため、これ以上の大きな値崩れが少ないという見方もできます。

短期(3〜5年)で乗り換えるつもりなら、高く買って高く売れる後期モデル。潰れるまで乗り潰すつもりなら、初期投資が安い中期モデルを安く手に入れるのが、最も経済的なオデッセイとの付き合い方と言えるかもしれません。

まとめ:オデッセイ RC4の前期・後期の違いを理解して最適な選択を

まとめ
まとめ

オデッセイ RC4は、前期・中期・後期のどのモデルを選んでも、高い走行性能と優れた燃費、そして上質な乗り心地を享受できる素晴らしいミニバンです。最後に、それぞれの違いを振り返ってみましょう。

前期モデルは、スタイリッシュな外観と圧倒的なコストパフォーマンスが魅力です。ハイブリッドの滑らかな走りを最も安価に手に入れたい方に向いています。中期モデルは、2017年以降の改良で渋滞追従機能付ACCが備わった「実力派」です。予算と機能のバランスが最も取れた狙い目のモデルと言えるでしょう。

そして後期モデルは、2020年の大幅刷新により、高級感あふれる外観と最新のデジタル装備、そして魔法のようなジェスチャーコントロールドアを手に入れました。静粛性もさらに向上しており、ファミリーカーとしての完成度は極めて高いレベルにあります。

自分や家族が車に求めるものは、価格の安さでしょうか、それとも最新の安全と快適さでしょうか。この記事でご紹介したオデッセイ rc4 前期 後期の違いを参考に、ぜひ中古車ショップで実車を見比べてみてください。きっと、あなたにぴったりの最高のオデッセイが見つかるはずです。

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