オデッセイの乗り心地は最悪?不満が出る理由と快適に変える改善策を詳しく解説

オデッセイの乗り心地は最悪?不満が出る理由と快適に変える改善策を詳しく解説
オデッセイの乗り心地は最悪?不満が出る理由と快適に変える改善策を詳しく解説
車種別インプレッション

ホンダの人気ミニバンであるオデッセイを検討中の方や、現オーナーの方の中で「オデッセイの乗り心地は最悪」という噂を耳にしたり、実際に不満を感じたりしている方は少なくありません。スタイリッシュな外観と広い室内が魅力の車ですが、なぜ乗り心地に関するネガティブな評価が目立つのでしょうか。

この記事では、オデッセイの乗り心地が硬いと言われる具体的な原因から、モデルごとの違い、そして後悔しないための改善方法までを分かりやすく解説します。家族でのドライブや車中泊をより快適なものにするためのヒントとして、ぜひ最後まで参考にしてください。

オデッセイの乗り心地が最悪と評価されてしまう3つの理由

オデッセイ、特に5代目のRC型において「乗り心地が最悪」という声が上がった背景には、いくつかの明確な理由があります。ホンダが追求した走行性能と、ユーザーがミニバンに求める快適性の間にギャップが生じてしまったことが大きな要因です。

ミニバンらしからぬ「走りの良さ」を追求した足回り

オデッセイは歴代モデルを通して、ミニバンでありながらセダンのような軽快な走りをコンセプトにしています。そのため、一般的なミニバンが重視する「ふわふわとした柔らかい乗り心地」よりも、カーブでの安定感や高速走行時のしっかり感を優先したサスペンション設定になっています。

このスポーティな味付けが、ゆったり乗りたいファミリー層には「ゴツゴツして硬すぎる」と受け取られ、最悪という評価に繋がってしまいました。特に路面の凹凸をダイレクトに伝えてしまう傾向があり、荒れた路面では不快な振動を感じやすくなっています。

RC型から採用されたリアサスペンションの構造

4代目までのオデッセイは、乗り心地に定評のある「ダブルウィッシュボーン式」という複雑でしなやかなサスペンションを採用していました。しかし、5代目のRC型からは室内空間を広く確保するために、構造がシンプルな「トーションビーム式」に変更されています。

トーションビーム式はコンパクトカーなどで主流の方式であり、左右の車輪が繋がっているため片側の段差の衝撃が反対側にも伝わりやすいという特性があります。これが3列目シートの跳ねるような挙動や、後席乗員の不満を引き起こす一因となりました。

低床・低重心設計によるストロークの制限

オデッセイの大きな特徴である「超低床プラットフォーム」は、乗降性の向上や安定した走行に貢献しています。一方で、車高を低く抑えている分、サスペンションが上下に動く範囲(ストローク量)に余裕が持たせにくいという物理的な制約も生じます。

大きな段差を乗り越えた際に、サスペンションが底突きを防ぐためのクッション(バンプラバー)に当たりやすく、

ドスンという大きな衝撃として車内に伝わってしまうことがあります。

これが、乗り心地に敏感な同乗者から「最悪」と言われる理由の一つです。

年式や型式で激変!オデッセイの乗り心地と評価の違い

一言にオデッセイと言っても、製造された時期やモデルによって乗り心地は大きく異なります。ネット上の「最悪」という評判は、主に初期モデルに対するものであることが多いため、中古車選びや買い替えの際は以下の違いを把握しておくことが重要です。

オデッセイの乗り心地評価まとめ

モデル 時期 主な特徴
RC1/2 初期型 2013年〜2015年 足回りが非常に硬く、突き上げが強い。
RC1/2/4 中期型 2016年〜2019年 振幅感応型ダンパーの採用で改善が進む。
RC1/2/4 後期型 2020年〜2022年 大幅な改良で「上質な乗り味」へと進化。
RB3/4型(4代目) 2008年〜2013年 低重心で走りと乗り心地のバランスが良い。

「硬すぎる」と話題になったRC1/2初期モデル

2013年に登場した5代目RC型の初期モデル(特にアブソルート)は、歴代で最も足回りが硬いと言われています。ホンダ側もこの反響を受けて、発売からわずか1年後にはサスペンションのブッシュ類やダンパーの特性を変更するなどの改善措置を行いました。

初期型はハンドリングこそ素晴らしいものの、家族を乗せるミニバンとしては過激すぎる設定だったと言わざるを得ません。中古車で初期モデルを検討する場合は、必ず試乗して後席の突き上げ感を確認することを強くおすすめします。

改善が進んだ2016年以降のマイナーチェンジモデル

2016年にハイブリッドモデル(RC4)が追加されたタイミングで、足回りには大きな改良が加えられました。路面の状況に合わせて減衰力を自動で調整する「振幅感応型ダンパー」が多くのグレードで採用され、初期型の弱点だった微振動が大幅に軽減されています。

ハイブリッド車は重量があるため、ガソリン車よりもどっしりとした落ち着きのある乗り心地になっているのが特徴です。この時期から「オデッセイは乗り心地が悪い」という声は徐々に減り、高い走行安定性を評価する声が増えていきました。

熟成された最終型と2023年再販モデルの進化

2020年のビッグマイナーチェンジ以降のモデルは、もはや「乗り心地最悪」とは無縁の仕上がりです。遮音ガラスの採用や各部の補強により、静粛性と上質さが飛躍的に向上しました。2023年に中国生産モデルとして復活した新型も、この熟成された乗り味を継承しています。

足回りの設定もファミリー層が納得できるレベルまでしなやかになっており、ライバル車と比較しても「スポーティで上質な移動空間」として完成されています。新しい年式のモデルであれば、乗り心地を心配する必要はほとんどないでしょう。

アブソルートはさらに最悪?グレードによる乗り心地の格差

オデッセイの主力グレードである「アブソルート」は、専用の足回りや大径ホイールを備えています。このグレード特有の仕様が、乗り心地の評価にどのような影響を与えているのかを見ていきましょう。

アブソルート専用サスペンションの影響

アブソルートは、標準グレードよりも走りに振った専用チューニングのサスペンションを搭載しています。これによりロール(車体の傾き)が抑制され、山道などでは抜群の安心感を発揮しますが、低速域では路面の凸凹を拾いやすくなる傾向があります。

標準グレードは16インチや17インチのホイールを採用し、タイヤの厚みで衝撃を吸収する設計ですが、アブソルートは見た目の良さと走行性能を重視して18インチ以上が標準です。このタイヤの薄さ(偏平率の低さ)も、乗り心地の硬さに直結しています。

ハイブリッド(e:HEV)とガソリン車の違い

同じアブソルートでも、ハイブリッドモデルの方が乗り心地が良いと感じる人が多いです。これは重いバッテリーを床下に積んでいることで低重心化がさらに進み、車体全体の跳ね返りが抑制されるためです。

ガソリン車は車体が軽くキビキビと走りますが、その分路面からの入力を弾きやすく、軽快さが裏目に出て「落ち着きがない」と感じることがあります。静粛性の高さも含め、快適性を最優先するならハイブリッドモデルを選ぶのが正解と言えます。

後席乗員が感じる「跳ね」と「揺れ」

オデッセイの2列目シートは「プレミアムクレードルシート」と呼ばれる豪華な仕様ですが、足回りが硬いモデルではその性能を十分に発揮できません。特に3列目に人を乗せる場合、リアサスペンションの真上に座ることになるため、突き上げを最も強く受けてしまいます。

家族で試乗する際は、運転席だけでなく必ず2列目と3列目にも座ってみてください。運転席では気にならない振動も、後席では増幅されて感じることが多いため、同乗者の意見を聞くことが「乗り心地最悪」という後悔を防ぐポイントです。

最悪な乗り心地を劇的に改善する!オーナー必見の対策4選

すでにオデッセイを所有していて乗り心地に不満がある場合や、気に入った中古車が硬かった場合でも諦める必要はありません。いくつかの対策を講じることで、乗り心地は劇的に改善させることが可能です。

乗り心地改善の優先順位

1. タイヤをコンフォート系に交換する(最も手軽で効果的)

2. タイヤの空気圧を適正(または微調整)にする

3. サスペンションを社外品や後期純正に交換する

4. ボディ剛性補強パーツを取り付ける

コンフォートタイヤへの交換で衝撃を和らげる

最も手軽で効果が大きいのが、タイヤの交換です。純正タイヤは燃費や耐久性を重視した設定が多いですが、ブリヂストンの「REGNO(レグノ)」やヨコハマタイヤの「ADVAN dB(アドバン・デシベル)」といったコンフォート系タイヤに変更するだけで、突き上げ感は驚くほどマイルドになります。

これらのタイヤは路面からの衝撃を吸収する構造になっており、同時にロードノイズも低減してくれるため、車内の会話もスムーズになります。タイヤ交換は費用こそかかりますが、最も確実に乗り心地を改善できる「救済策」といえるでしょう。

インチダウンによるエアボリュームの確保

アブソルートの18インチホイールを、あえて17インチにサイズダウンする「インチダウン」も有効な手段です。ホイールを小さくすることでタイヤの側面(サイドウォール)が厚くなり、空気の層がクッションとなって衝撃を吸収しやすくなります。

見た目の迫力は多少減少しますが、実用性と快適性を重視するなら17インチ化のメリットは絶大です。スタッドレスタイヤを購入するタイミングで17インチを試し、その乗り心地の良さから夏タイヤもインチダウンするオーナーは珍しくありません。

社外サスペンションや「ネオチューン」の活用

純正の硬さがどうしても馴染まない場合は、サスペンション本体の交換を検討しましょう。TEIN(テイン)やHKSといったメーカーから出ている車高調キットの中には、純正よりも乗り心地を重視した設定のモデルが多数存在します。

また、純正ショックアブソーバーを加工して減衰力を最適化する「ネオチューン」という手法も、オデッセイユーザーの間では有名です。予算や好みに合わせて、

プロショップに相談することで自分の理想に近い乗り味を作り出すことができます。

ボディ補強パーツで振動をいなす

乗り心地の悪さは、サスペンションだけでなく車体(ボディ)の歪みが原因であることもあります。ドア周りの補強パーツや、走行中の微振動を吸収する「ヤマハ製パフォーマンスダンパー」などを装着することで、乗り味がしっとりと落ち着くことがあります。

特に年式の古いモデルや多走行車の場合、各部のブッシュ(ゴム部品)が劣化して乗り心地が悪化しているケースも多いです。足回りのリフレッシュを兼ねて、劣化した消耗パーツを新品に交換するだけでも「新車のようなしなやかさ」を取り戻せる可能性があります。

オデッセイで車中泊や長距離ドライブを快適に楽しむコツ

オデッセイは低床設計のおかげで、室内高に余裕があり車中泊にも適した一台です。乗り心地の対策を済ませたら、次は車内での過ごし方を工夫して、さらに満足度を高めていきましょう。

シートの段差対策で極上の寝心地を実現する

オデッセイのシートをフルフラットにしても、どうしても若干の凹凸が生じてしまいます。車中泊を楽しむなら、専用のベッドキットや厚手の車中泊マットを用意するのが基本です。特に2列目シートが豪華なアブソルートの場合、マットを敷くだけでリビングのような快適空間になります。

シートの隙間をクッションで埋め、その上に8cm以上の厚みがある高反発マットを敷くことで、自宅のベッドに近い感覚で眠ることが可能です。乗り心地の改善と合わせて、車内環境を整えることで長距離の旅がさらに楽しくなります。

タイヤの空気圧調整で微振動をコントロール

あまり知られていませんが、タイヤの空気圧設定一つで乗り心地は変化します。燃費を稼ぐために指定空気圧よりも高く設定しているケースが多いですが、これは乗り心地を硬くする要因になります。メーカー指定の数値を守るか、少し低めに調整することで、細かい振動が収まる場合があります。

ただし、空気圧を下げすぎると燃費の悪化やタイヤの異常摩耗に繋がるため、必ずガソリンスタンドやカー用品店で点検・調整を依頼してください。10kPa単位の微調整でも、意外と体の疲れ方が変わるものです。

荷物の積載量と重量バランスを意識する

オデッセイのようなトーションビーム式のリアサスペンションを持つ車は、空荷の状態よりもある程度荷物を積んでいる方が、サスペンションが適切に動いて乗り心地が安定することがあります。1人や2人での移動が多い場合は、あえてスペアタイヤや工具箱などをバランスよく配置するのも一つのテクニックです。

キャンプ道具などの重い荷物を積む際は、できるだけ車体の中央(低床部分)に寄せて積むことで、カーブでのふらつきを抑え、安定した走行が可能になります。

重量バランスを整えることは、安全性だけでなく乗り心地の向上にも直結します。

まとめ:オデッセイの乗り心地は最悪ではなく「走り重視」の個性

まとめ
まとめ

オデッセイの乗り心地が最悪と言われる理由の多くは、ホンダが追求したスポーティな走行性能と、ユーザーの求める快適性のミスマッチから生まれていました。しかし、年式が進むごとに改良が加えられ、現在では高い安定性と上質さを兼ね備えたミニバンへと進化しています。

もし現在の乗り心地に不満があったとしても、タイヤの交換やインチダウン、サスペンションの調整といった対策を講じることで、自分好みの快適な一台に仕上げることが可能です。「走る楽しさ」と「多人数での移動」をこれほど高い次元で両立している車は他にありません。

これからオデッセイを選ぶ方は、年式による違いに注意しつつ、ぜひ実際の乗り味を体感してみてください。適切なグレード選びと少しの工夫で、オデッセイはあなたと家族にとって最高のパートナーになってくれるはずです。

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