モデリスタエアロ後付けの値段は?【車種別料金・工賃・注意点を解説】

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愛車の印象をガラリと変え、高級感とスポーティさを両立させてくれるモデリスタのエアロパーツ。街中で見かけるたびに「自分の車にも付けたい…」と憧れている方も多いのではないでしょうか。新車購入時に装着するのが一般的ですが、実は納車後でも「後付け」が可能です。 しかし、後付けを考えたときに一番気になるのが、やはり「一体いくらかかるのか?」という値段の問題ですよね。

この記事では、モデリスタエアロを後付けする場合の具体的な値段について、詳しく解説していきます。「パーツ代はいくら?」「工賃の相場は?」「ディーラーとカー用品店、どっちが安いの?」といった疑問にお答えします。人気車種を例にした料金シミュレーションや、後付けする際の注意点まで網羅しているので、ぜひ最後まで読んで、あなたの理想のカーライフを実現するための参考にしてください。

モデリスタエアロを後付けする際の値段の内訳

モデリスタエアロを後付けする際の総額は、大きく分けて「エアロパーツ本体の価格」「取り付け工賃」の2つで構成されます。さらに、選ぶパーツによっては「塗装費用」が別途必要になるケースもあります。それぞれがどのくらいの費用感なのか、詳しく見ていきましょう。

エアロパーツ本体の価格

エアロパーツ本体の価格は、どのパーツを装着するか、またどの車種に取り付けるかによって大きく変動します。

一般的に、フロントスポイラー、サイドスカート、リアスカートの3点がセットになった「エアロキット」で購入する場合が多いですが、もちろんフロントスポイラーだけなど、部分的に購入することも可能です。

例えば、人気のミニバンであるアルファードの場合、フロント・サイド・リアがセットになったエアロキットは30万円以上することがあります。 一方で、コンパクトカーのヤリスなどであれば、10万円台から設定がある場合もあります。

具体的な価格はモデリスタの公式サイトや、トヨタディーラーで配布しているカタログで確認できます。まずはご自身の車種のパーツがいくらなのかを調べてみましょう。

取り付け工賃の相場

次に必要となるのが、エアロパーツを車に取り付けるための「取り付け工賃」です。この工賃も、依頼する場所や取り付けるパーツの点数によって変わってきます。

ディーラーでの時間あたりの工賃は、約8,000円〜11,000円が目安とされています。 例えば、取り付けの標準時間が3.9時間とされているアルファードのエアロキットの場合、工賃だけで3万円以上かかる計算になります。

取り付け場所 工賃の目安(1時間あたり) 特徴
トヨタ正規ディーラー 約8,000円~11,000円 安心感と品質は高いが、工賃は高めの傾向
カー用品店 店舗により異なる ディーラーより安価な場合があるが、技術力に差があることも
自動車整備工場 工場により異なる 専門的な知識を持つ工場なら安心。持ち込み対応も相談しやすい

これはあくまで目安であり、複数のパーツを同時に取り付ける場合や、LED付きのエアロなど配線作業が必要な場合は、さらに時間がかかり工賃も高くなります。正確な金額を知るためには、必ず事前に依頼を検討している店舗で見積もりを取るようにしましょう。

塗装が必要な場合の追加費用

モデリスタのエアロパーツは、基本的にボディカラーに合わせた塗装済みの状態で販売されています。しかし、一部のパーツや特殊なボディカラーの場合は「素地(そじ)」と呼ばれる未塗装の状態で販売されていることがあります。

この素地パーツを購入した場合は、当然ながら別途塗装費用が必要になります。塗装費用は、パーツの大きさや色の種類(パールやメタリックなど)によって大きく変わりますが、フロントスポイラー1点でも数万円かかることが一般的です。

カローラスポーツの例では、塗装済みエアロキットの工賃込み価格が約18万円なのに対し、素地の場合は塗装費用が加わるため、合計で約31万円以上になるという試算もあります。

購入しようとしているパーツが塗装済みかどうかは、カタログや公式サイトで必ず確認しましょう。もし素地の場合は、塗装と取り付けを両方依頼できる板金塗装工場などに相談するのがスムーズです。

【車種別】モデリスタエアロ後付けの値段シミュレーション

ここでは、人気の車種を例に、実際にモデリスタエアロを後付けした場合の費用がどのくらいになるのかをシミュレーションしてみましょう。なお、工賃はディーラーでの取り付けを想定し、「標準取り付け時間 × 時間工賃10,000円」として計算しています。

※下記はあくまで一例です。パーツの価格や工賃は時期や店舗によって変動しますので、参考程度にご覧ください。

人気ミニバン(アルファード・ヴェルファイアなど)の場合

高級ミニバンの代名詞であるアルファードは、モデリスタエアロの人気も非常に高い車種です。

パーツ名 パーツ価格(塗装済) 標準取付時間 想定工賃 合計目安
MODELLISTA エアロキット 約368,500円 3.9時間 約39,000円 約407,500円
フロントスポイラー 約107,800円 1.5時間 約15,000円 約122,800円
サイドスカート 約93,500円 1.2時間 約12,000円 約105,500円

※40系アルファードのエアロキットを参考に算出。

やはり車体が大きいこともあり、パーツ価格・工賃ともに高額になる傾向があります。フルセットで装着する場合、総額で40万円~50万円程度は見ておく必要があるでしょう。

SUV(ハリアー・RAV4など)の場合

都会的で洗練されたデザインが人気のハリアーも、モデリスタエアロでさらにスタイリッシュさを追求したいオーナーが多い車種です。

パーツ名 パーツ価格(塗装済) 標準取付時間 想定工賃 合計目安
MODELLISTA エアロキット 約258,500円 3.0時間 約30,000円 約288,500円
フロントスポイラー 約85,800円 1.0時間 約10,000円 約95,800円
リアスタイリングキット 約106,700円 1.5時間 約15,000円 約121,700円

※80系ハリアーのエアロキットを参考に算出。

ハリアーの場合、フルセットで30万円前後がひとつの目安となりそうです。整備工場によっては、フロントとサイドスポイラーの取り付けで工賃60,000円といった実績もあります。

コンパクトカー(ヤリス・アクアなど)の場合

スポーティーな走りが魅力のヤリスは、エアロパーツを装着することで、より精悍なイメージに仕上がります。

パーツ名 パーツ価格(塗装済) 標準取付時間 想定工賃 合計目安
MODELLISTA エアロキット 約148,500円 3.0時間 約30,000円 約178,500円
フロントスポイラー 約58,300円 1.0時間 約10,000円 約68,300円
サイドスカート 約52,800円 1.2時間 約12,000円 約64,800円

※ヤリスクロスのエアロキットを参考に算出。

コンパクトカーはパーツ価格が比較的抑えられているため、後付けのハードルも少し下がります。フルセットでも20万円以内で収まる可能性があるのは嬉しいポイントです。

モデリスタエアロはどこで後付けできる?依頼先ごとの特徴

モデリスタエアロの後付けは、主に「トヨタ正規ディーラー」「カー用品店」「自動車整備工場」の3つの選択肢があります。それぞれのメリット・デメリットを理解し、自分に合った依頼先を選びましょう。

トヨタ正規ディーラー

最も安心感が高い選択肢が、トヨタの正規ディーラーです。 メーカー直系のクオリティで、取り付け作業の品質は間違いありません。車種ごとの構造を熟知した整備士が、マニュアルに沿って確実に取り付けてくれます。

  • メリット
    • 取り付けの品質が高く、安心感がある
    • パーツの発注から取り付けまで一貫して任せられる
    • 保証やアフターフォローがしっかりしている
  • デメリット
    • 工賃が他の選択肢に比べて割高になる傾向がある
    • 新車購入時と比べて値引きはあまり期待できない

「とにかく失敗したくない」「品質を最優先したい」という方には、ディーラーが最もおすすめです。

カー用品店(オートバックスなど)

オートバックスやイエローハットといった大手のカー用品店でも、エアロパーツの取り寄せと取り付けを依頼することが可能です。

  • メリット
    • ディーラーよりも工賃が安くなる可能性がある
    • 店舗数が多く、気軽に相談や見積もりがしやすい
    • 他のカスタムパーツと合わせて相談できる
  • デメリット
    • 店舗や作業者によって技術力に差が出ることがある
    • 複雑な作業が必要な場合、対応できないケースもある
    • 持ち込みパーツの取り付けは工賃が割高になったり、断られたりすることも

まずは近くの店舗で取り付けが可能か、工賃はいくらになるかを確認してみると良いでしょう。

自動車整備工場・板金塗装工場

普段から付き合いのある街の整備工場や、専門的な知識を持つ板金塗装工場に依頼する方法もあります。

  • メリット
    • ディーラーなどより柔軟な対応が期待できる
    • 持ち込みパーツの取り付けにも比較的対応してもらいやすい
    • 塗装が必要な「素地パーツ」の取り付けもスムーズ
  • デメリット
    • 工場によって得意な作業や技術力が大きく異なる
    • 信頼できる工場を自分で見つける必要がある
    • 工賃の設定が工場ごとにまちまち

特に、インターネットなどで安くパーツを手に入れて取り付けだけを依頼したい「持ち込み」を考えている場合は、有力な選択肢となります。ただし、依頼する際はその工場の実績などをしっかり確認することが重要です。

モデリスタエアロを後付けする際の注意点

念願のモデリスタエアロを装着してから後悔しないために、いくつか知っておきたい注意点があります。費用面だけでなく、法律や維持に関するポイントもしっかり押さえておきましょう。

車両保険の適用範囲を確認する

エアロパーツを後付けした場合、そのパーツが車両保険の補償対象に含まれるかを確認しておく必要があります。万が一、事故でエアロパーツを破損してしまった場合、保険で修理できるかどうかは大きな問題です。

後付けしたパーツは、保険会社に「追加装備」として通知しないと、補償の対象外となる可能性があります。取り付けが完了したら、速やかに契約している保険会社に連絡し、手続きについて確認しましょう。

保険料がわずかに上がる可能性はありますが、万が一の時に数十万円の修理費を自己負担するリスクを考えれば、必ず手続きしておくべきです。

車高や全長が変わり車検に影響は?

「エアロを付けたら車検に通らなくなるのでは?」と心配される方もいますが、基本的にモデリスタの純正エアロパーツは、保安基準に適合するように設計されているため、正しく取り付けられていれば車検に問題はありません。

ただし、注意点もいくつかあります。

  • 最低地上高: フロントスポイラーなどを装着すると、車体と地面との距離(最低地上高)が短くなります。 保安基準では9cm以上と定められており、これを下回ると車検に通りません。モデリスタ製品自体はクリアするように作られていますが、車高を下げるサスペンション(ローダウンサス)など、他のパーツと組み合わせる際には特に注意が必要です。
  • 全長・全幅: エアロパーツの装着によって、車検証に記載されている全長や全幅から一定の範囲(全長±3cm、全幅±2cm)を超えた場合、構造変更の手続きが必要になることがあります。もっとも、トヨタのディーラーで販売されている純正のエアロパーツであれば、この範囲内に収まるように設計されているのが一般的です。

取り付けを依頼する際に、車検への影響がないか念のため確認しておくとより安心です。

持ち込み取り付けは可能か?

パーツ代を節約するために、ネットオークションなどで安くパーツを購入し、取り付けだけを専門業者に依頼する「持ち込み」という方法があります。

しかし、この持ち込み取り付けには注意が必要です。ディーラーやカー用品店では、持ち込みパーツの取り付け工賃を通常よりも割高に設定していたり、トラブルを避けるために受け付けていなかったりするケースが少なくありません。

持ち込みを検討する場合は、事前に複数の自動車整備工場や板金塗装工場に問い合わせて、対応可能かどうか、工賃はいくらになるかを確認することが必須です。快く引き受けてくれる業者を見つけられれば、総費用を抑える有効な手段となり得ます。

中古品や類似品のリスク

費用を抑えるために中古パーツや、モデリスタ風の安価な類似品を検討する方もいるかもしれません。しかし、これらにはリスクも伴います。

  • 中古品のリスク
    • 状態の確認が難しい: 写真では綺麗に見えても、実際には傷や歪み、取り付け部分の破損などがある可能性があります。
    • フィッティングの問題: 一度取り外されたパーツは、新品に比べて車両との間に隙間ができたり、うまくフィットしなかったりすることがあります。
    • 保証がない: 当然ながらメーカー保証はなく、取り付け後に不具合が出ても自己責任となります。
  • 類似品(コピー品)のリスク
    • 品質が低い: 素材の耐久性が低く、すぐに割れたり塗装が剥げたりする粗悪品が多く存在します。
    • フィッティングが悪い: 「チリが合わない」と言われるように、車体との間に大きな隙間ができたり、そもそも取り付けが困難だったりするケースが非常に多いです。
    • 安全基準を満たしていない可能性: 強度が不足しており、走行中に脱落する危険性や、事故の際に思わぬ壊れ方をするリスクも考えられます。

初期費用は安く済みますが、結果的に修理や再購入で高くついてしまう可能性も十分にあります。長く安心して乗り続けるためにも、できる限り信頼できる正規の新品パーツを選ぶことを強くおすすめします。

まとめ:モデリスタエアロ後付けの値段を理解して理想の愛車に

この記事では、モデリスタエアロを後付けする際の値段について、パーツ代や工賃の内訳、車種別のシミュレーション、依頼先の選び方、そして注意点まで詳しく解説しました。

後付けの総額は「パーツ代+工賃(+場合によっては塗装代)」で決まります。特に工賃は依頼先によって大きく変わるため、複数の店舗で見積もりを取ることが重要です。アルファードのような大型ミニバンでは総額40万円を超えることもありますが、コンパクトカーであれば20万円以内で実現できる可能性もあります。

モデリスタエアロ後付けの値段のポイント
総額の目安: コンパクトカーで約18万円~、SUVで約29万円~、ミニバンで約41万円~
依頼先: 安心感ならディーラー、価格や柔軟性ならカー用品店や整備工場
*注意点: 車両保険の手続き、車検基準の確認、持ち込みや中古品のリスクを理解する

後付けは新車購入時より割高になる傾向はありますが、納車後にじっくり検討できるメリットもあります。 この記事で解説した値段の相場や注意点をしっかり把握し、計画的に準備を進めることで、きっと満足のいくカスタムが実現できるはずです。憧れのモデリスタエアロで、あなたの愛車をさらに魅力的な一台に仕上げてください。

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