フリードに乗っていて、「ドアミラーが開かない」「格納すると異音がする」といった不具合が起きると、リコールや無償修理の対象ではないか気になりますよね。
結論からお伝えすると、2026年6月時点でホンダが公開している情報を確認した限りでは、フリードの電動格納ドアミラーを対象としたリコール、サービスキャンペーン、10年間の保証延長は確認できません。
ドアミラー本体や電動格納機構の自然故障は、基本的に新車の一般保証で判断されます。一般保証の期間は、原則として新車登録日から3年間または走行距離60,000kmのいずれか早い時点までです。
ただし、車両ごとに加入している延長保証や中古車販売店の保証が異なるため、保証期間を過ぎていても無償修理を受けられる可能性はあります。この記事では、フリードのドアミラーとリコールの関係、保証条件、故障時の確認方法を分かりやすく解説します。
フリードのドアミラーにリコールはある?

フリードには複数のリコールやサービスキャンペーンが実施されていますが、公開情報上、電動格納ドアミラーの作動不良を対象としたものは確認できません。ドアミラーが故障しただけで、自動的にリコールや無償修理の対象になるわけではない点に注意が必要です。
ドアミラー専用のリコールは確認できない
2026年6月時点でホンダが公開しているリコール、改善対策、サービスキャンペーン、保証期間延長の情報には、フリードのドアミラーを対象とした措置は掲載されていません。
そのため、ドアミラーが開閉しない、途中で止まる、異音がするといった症状が発生した場合は、通常の故障として点検を受けることになります。
ほかのホンダ車のリコールと混同されることがある
ホンダでは過去に、オデッセイなど一部車種のドアミラーに関するリコールを実施しています。ミラースイッチ内部の不具合によって、走行中や停車中にドアミラーが格納するおそれがあるという内容でした。
このリコールにフリードは含まれていません。インターネット上で「ホンダのドアミラーにリコールがある」という情報を見つけても、対象車種や型式を確認する必要があります。
また、フリードにはドアミラー以外の部品を対象としたリコールやサービスキャンペーンがあります。自分の車に未実施の対策がないか、車台番号で確認しておくことは大切です。
リコールと通常保証は別の制度
リコールは、設計や製造上の問題によって保安基準に適合しない、または適合しなくなるおそれがある場合に、メーカーが国へ届け出て無料で修理する制度です。
サービスキャンペーンは、リコールや改善対策には該当しないものの、商品性や品質を改善するためにメーカーが点検や修理を行う措置です。
一方、一般保証は、保証期間内に通常の使用で発生した故障を修理するためのものです。フリードのドアミラー故障は、公式な市場措置の対象でない限り、一般保証や加入中の延長保証によって判断されます。
フリードのドアミラーに適用される保証期間

ドアミラーの修理が無償になるかどうかは、初度登録日、走行距離、故障原因、保証への加入状況によって決まります。年式だけで判断せず、保証書やメンテナンスノートも確認しましょう。
基本は3年または60,000kmの一般保証
ホンダの一般保証は、原則として新車登録日から3年間、または走行距離60,000kmのいずれか早い時点までです。
ドアミラー本体、格納用モーター、操作スイッチなどの自然故障は、一般保証の範囲で判断されるのが基本です。保証期間内であっても、事故や接触による破損、改造、社外部品の影響、不適切な使用などが原因の場合は、有償修理になることがあります。
正確な適用条件は車両に付属する保証書に記載されています。保証期間内と思われる場合は、自分で分解せず、先にHonda Carsへ相談してください。
一般保証終了後でも無償になる可能性があるケース
一般保証が終了していても、購入時に延長保証へ加入している場合や、中古車販売店の保証期間が残っている場合は、修理費用が保証される可能性があります。
確認したい保証には、次のようなものがあります。
・新車購入時に加入した延長保証
・Honda認定中古車に付帯する保証
・中古車販売店が独自に付けている保証
・修理や部品交換後に付いている部品保証
保証の対象部品や免責条件は契約によって異なります。「以前、同じ症状を無償で直してもらった人がいる」という情報だけでは、自分の車にも同じ対応が適用されるとは限りません。
保証期間を過ぎている場合は有償修理が基本
一般保証や延長保証が切れている場合は、原則として点検料、部品代、工賃が必要です。
修理内容は、スイッチや配線の修理で済む場合もあれば、ドアミラー内部の駆動部分やミラー本体の交換が必要になる場合もあります。車種、年式、装備、塗装部品の再利用可否によって費用が変わるため、点検前に金額を断定することはできません。
修理を依頼する際は、点検料の有無と、修理した場合の見積もりを事前に確認しておくと安心です。
ドアミラー故障で見られる主な症状

電動格納ドアミラーの不具合には、複数の症状があります。症状だけで故障部品を特定することは難しいため、無理に操作を続けずに点検を受けましょう。
格納や展開の途中で止まる
スイッチを押しても途中までしか動かない、片側だけ動かない、動作が以前より遅いといった症状です。
電動格納機構のモーターやギアだけでなく、スイッチ、配線、コネクター、電源系統などが関係している可能性があります。寒い日に可動部分が凍結している場合もあるため、何度もスイッチを押して無理に動かすのは避けましょう。
開閉時に異音がする
格納時に「ガガガ」「カタカタ」といった異音がする場合は、内部の駆動部分が正常に動いていない可能性があります。
異音が出ていても一時的には開閉できることがありますが、繰り返し使用すると完全に動かなくなる場合があります。音が出るタイミングをスマートフォンで撮影しておくと、販売店で症状を説明しやすくなります。
ミラーを開いた状態で固定できない
ミラーが正しい位置で止まらない、走行中に振動する、軽く触れただけで角度が変わる場合は注意が必要です。
後方確認がしにくい状態で走行するのは危険です。ミラーを正常な位置に固定できない場合は、そのまま運転を続けず、販売店やロードサービスへ相談してください。
鏡面の角度調整ができない
格納機能は動いていても、鏡面の上下左右の調整だけができなくなることがあります。格納用と鏡面調整用では使用している機構が異なるため、同じドアミラーの不具合でも修理箇所が異なる場合があります。
運転席から後方を十分確認できる位置に合わせられない場合は、早めの修理が必要です。
ドアミラーが故障する原因は点検しないと分からない

ドアミラーの作動不良について、原因を特定せずに「浸水が原因」「ギアの材質に問題がある」などと断定することはできません。似た症状でも原因が異なるため、実車での診断が必要です。
考えられる故障箇所
電動格納ドアミラーの不具合では、一般的に次のような箇所が点検されます。
・格納用モーターや内部の駆動機構
・ドアミラー操作スイッチ
・配線やコネクター
・ヒューズや電源系統
・ドアロック連動の自動格納装置
・接触や衝撃によるミラー本体の損傷
片側だけ動かないのか、左右とも動かないのかによっても点検する箇所が変わります。販売店へ連絡する際は、症状が出る条件も伝えましょう。
改良部品への交換と決めつけない
ドアミラーの修理では、故障した部品だけを交換できる場合と、ミラー本体を一式交換する場合があります。
フリードのドアミラーについて、リコール対策として一律に「改良型アクチュエーターへ交換する」という公式情報は確認できません。実際の作業内容は、型式、部品設定、故障箇所、販売店の診断結果によって決まります。
自分のフリードがリコール対象か確認する方法

ドアミラー専用のリコールが確認できない場合でも、車両に別の未実施リコールが残っている可能性があります。車台番号を使って定期的に確認しておきましょう。
車台番号を用意して公式検索を利用する
車検証に記載されている車台番号を、ホンダの「リコール等情報対象車両・対象製品の検索」に入力すると、その車両が対象となっているリコールなどを確認できます。
車台番号は「GB5-1234567」のような形式で記載されています。現在販売されている世代や過去のフリードでは型式が異なるため、車名や年式だけでなく車台番号で調べることが重要です。
検索結果にドアミラーの項目が表示されなければ、公開されているリコールやサービスキャンペーンによる無償修理ではなく、通常の保証や有償修理として判断されるのが基本です。
販売店へ伝える内容
Honda Carsへ相談する際は、次の情報を用意しておくと話がスムーズです。
・車台番号
・初度登録年月
・現在の走行距離
・左右どちらのミラーに症状があるか
・異音、停止、動作の遅れなどの具体的な症状
・症状が出始めた時期
・延長保証や中古車保証への加入状況
「ドアミラーのリコール対象か確認したい」と伝えるだけでなく、「一般保証や加入中の保証が使えるかも確認したい」と伝えると、必要な情報をまとめて調べてもらえます。
中古車でもリコール修理は受けられる
リコールは車両そのものに対して行われるため、中古車で購入した場合でも、対象車で未実施なら原則として無料修理を受けられます。
一方、一般保証や中古車保証の適用には、保証期間や保証継承の状況が関係します。中古車で購入したフリードのドアミラーが故障した場合は、購入店とHonda Carsの両方に保証内容を確認しましょう。
出先でドアミラーが動かなくなった場合の対処法

ドアミラーが格納されたまま開かなくなると、後方確認ができず安全な運転が難しくなります。無理に走行を続けず、安全を優先して対処してください。
何度も電動スイッチを操作しない
異音がする状態や途中で止まった状態で、何度も格納スイッチを押すのは避けましょう。故障している部品へさらに負担をかける可能性があります。
ドアロックに連動して自動で開閉する車両では、取扱説明書に従って自動格納機能を停止できる場合があります。設定方法は年式、グレード、装着しているオプションによって異なります。
手で動かす場合は無理な力を加えない
ミラーが閉じたままで後方を確認できない場合は、安全な場所に停車したうえで、必要に応じて慎重に展開位置へ戻します。
ただし、強い力を加えたり、何度も手動で開閉したりすると、内部機構の損傷が広がるおそれがあります。動かない、固定できない、異常な抵抗がある場合は操作を中止し、ロードサービスや販売店へ連絡してください。
後方を確認できない状態では走行しない
ドアミラーが格納されたまま、鏡面が大きくずれている、ミラー本体が固定できないといった状態では、安全確認が十分にできません。
応急的に位置を戻せても、再び動く可能性があります。できるだけ早く点検を受け、修理が完了するまでは電動格納機能の使用を控えましょう。
フリードのドアミラー修理に関するよくある疑問

無償修理の可否や点検費用は、車両の状態と保証内容によって異なります。インターネット上の体験談だけで判断せず、自分の車両情報をもとに確認することが大切です。
故障例が多ければリコールになる?
同じような故障を経験したユーザーが複数いても、それだけでリコールになるわけではありません。
リコールに該当するかどうかは、不具合の原因、発生状況、保安基準への影響などを踏まえて判断されます。故障報告の多さと、リコールの有無は分けて考える必要があります。
3年または60,000kmを少し過ぎただけなら無料になる?
一般保証の期限を過ぎている場合、原則として有償修理です。期限を少し過ぎただけで自動的に保証される制度はありません。
ただし、延長保証や販売店独自の保証が利用できる場合もあるため、修理を依頼する前に保証書や契約内容を確認してください。
ディーラーでの点検は無料?
リコール対象車の確認や保証相談だけであれば費用がかからないこともありますが、故障診断や分解点検には料金が発生する場合があります。
入庫予約をする際に、「診断料はかかるか」「修理しなかった場合にも費用が必要か」を確認しておくと、予想外の支払いを防げます。
まとめ:フリードのドアミラーは一般保証を確認しよう
2026年6月時点の公式公開情報を確認した限りでは、フリードの電動格納ドアミラーを対象としたリコールやサービスキャンペーン、10年間の保証延長は確認できません。
ドアミラーの自然故障は、原則として新車登録日から3年間または走行距離60,000kmまでの一般保証で判断されます。一般保証が終了している場合でも、延長保証や中古車保証が残っていないか確認しましょう。
ドアミラーが途中で止まる、異音がする、正しい位置に固定できないといった症状がある場合は、無理に操作を続けないことが大切です。車台番号、初度登録年月、走行距離、保証書を用意し、Honda Carsや購入店へ相談してください。
フリードにはドアミラー以外のリコールが実施されている場合があります。ドアミラーの故障とは別に、車台番号を使って未実施のリコールがないか確認しておきましょう。
※2026年6月ご指摘を受け、再度確認したところ保証が実施されてない内容が書かれていたため、記事内容を修正いたしました。



