広々とした室内空間が魅力のスズキ「エブリイワゴン」。ファミリーカーとして利用を検討している方にとって、チャイルドシートの設置は重要なポイントですよね。「チャイルドシートは何台まで設置できるの?」「ISOFIXには対応している?」「どの場所に取り付けるのが一番安全?」など、さまざまな疑問が浮かぶのではないでしょうか。
この記事では、そんなエブリイワゴンとチャイルドシートに関する疑問を一つひとつ解消していきます。年式による違いや、おすすめのチャイルドシートの選び方、取り付ける際の具体的な注意点まで、わかりやすく解説します。この記事を読めば、あなたのお子様にぴったりのチャイルドシートを選び、安全で快適なドライブを楽しむための知識がきっと身につくはずです。
エブリイワゴンへのチャイルドシート取り付け 基本の「き」

エブリイワゴンにチャイルドシートを取り付ける前に、まず知っておきたい基本的な情報をまとめました。取り付けの可否から設置可能な台数、そして近年主流となっているISOFIXへの対応状況まで、詳しく見ていきましょう。
そもそもエブリイワゴンにチャイルドシートは付くの?
広い室内と高い天井を持つエブリイワゴンは、チャイルドシートの設置にも適した車種と言えるでしょう。後部座席はもちろん、条件付きで助手席にも設置が可能です。
ただし、チャイルドシートには大きく分けて「シートベルト固定タイプ」と「ISOFIX(アイソフィックス)固定タイプ」の2種類があり、お使いのチャイルドシートやお車の年式によって取り付け方法や注意点が異なります。特に、ISOFIX対応のチャイルドシートを取り付ける場合は、車両側に専用のアンカー(取付金具)が装備されている必要があります。 エブリイワゴンは、年式によってISOFIXへの対応状況が異なるため、事前の確認が不可欠です。
また、商用モデルの「エブリイ(バン)」と乗用モデルの「エブリイワゴン」では、後部座席の仕様が異なります。 エブリイワゴンの方が、座り心地の良いシートやリクライニング機能など、乗員向けの装備が充実しており、チャイルドシートの設置もしやすい設計になっています。
何台まで設置できる?乗車人数とチャイルドシートの数
エブリイワゴンの乗車定員は4名です。 法律上、6歳未満の子供にはチャイルドシートの使用が義務付けられています。そのため、チャイルドシートを設置できるのは、運転席を除く3つの座席ということになります。
しかし、実際に後部座席にチャイルドシートを2台、助手席に1台の合計3台を設置するのは、スペース的に非常に厳しいのが現実です。特に、後部座席は左右一体型のベンチシートのため、チャイルドシートを2台並べると、大人が座るスペースはほとんど残りません。
現実的な使い方としては、以下のパターンが考えられます。
| 設置パターン | 詳細 |
|---|---|
| 後部座席に1台 | 最も一般的で、スペースにも余裕があるパターン。隣に大人が座って子供のお世話をすることも可能です。 |
| 後部座席に2台 | お子様が2人いる場合に考えられるパターン。 チャイルドシートのサイズによっては、かなり窮屈になる可能性があります。スリムタイプの製品を選ぶなどの工夫が必要です。 |
| 後部座席に1台、助手席に1台 | 後部座席のスペースを確保したい場合の選択肢ですが、助手席への設置には多くの注意点があります(後述)。 |
お子様が3人以上で、全員がチャイルドシート(またはジュニアシート)を必要とする場合、乗車定員4名のエブリイワゴンでは対応が難しいと言えるでしょう。
ISOFIXには対応している?年式による違い
現行モデル(DA17W型、2015年2月~)のエブリイワゴンは、後部座席(左右2席)にi-Size/ISOFIXチャイルドシート対応の取付装置が標準装備されています。 これにより、ISOFIX対応のチャイルドシートであれば、特別な工具を使わず、誰でも簡単かつ確実に取り付けることが可能です。
一方、旧モデルであるDA64W型については、年式によって対応状況が異なります。一般的に、2012年7月以降の後期モデル(6型)からISOFIXに対応しているとされていますが、一部の年式では非対応の場合もあります。 ご自身の車がISOFIXに対応しているかを確認する最も確実な方法は、後部座席の座面と背もたれの隙間に、ISOFIXのアンカー(金属製の取付金具)があるかを目で見て確かめることです。「ISOFIX」と書かれたタグがシートに付いている場合もあります。
シートベルトを使わずに、チャイルドシートと車を専用の金具で直接連結する固定方法のことです。国際標準化機構(ISO)によって定められた規格で、誤った取り付けを防ぎ、安全性を高めることができます。
お持ちのエブリイワゴンがISOFIXに非対応の年式であっても、シートベルト固定タイプのチャイルドシートであれば問題なく使用できますのでご安心ください。
最適な取り付け位置はどこ?安全性と利便性を両立

チャイルドシートを取り付ける場所は、お子様の安全に直結する非常に重要なポイントです。どこに取り付けるのが最も安全で、使い勝手も良いのでしょうか。それぞれの場所のメリット・デメリットを理解し、最適な位置を選びましょう。
安全性で選ぶなら「後部座席」が基本
チャイルドシートの取り付け位置として最も安全性が高いのは「後部座席」です。特に、運転席の後ろの座席が推奨されています。これは、万が一の側面衝突の際に、対向車線側からの衝撃を受けにくいことや、統計的に運転手はとっさの時に自分を守るハンドル操作をしがちで、結果的に運転席側が安全になる傾向があるためです。
また、助手席エアバッグの作動による危険を避けるという意味でも、後部座席への設置が原則となります。 スズキのアクセサリーカタログでも、チャイルドシートの取り付けは後部座席を推奨しています。
後部座席の左右どちらに取り付けるかについては、さまざまな意見があります。
- 運転席の後ろ:乗せ降ろしの際に、保護者が車道側に出る必要がありますが、安全性が高いとされています。
- 助手席の後ろ:歩道側から安全に乗せ降ろしができるというメリットがあります。運転席から子どもの様子を確認しやすいのも利点です。
どちらの席にもメリット・デメリットがあるため、ご自身の駐車環境(駐車場が壁側か通路側かなど)や、運転中のお子様のケアのしやすさなどを考慮して選ぶと良いでしょう。
助手席への取り付けは可能?注意点とデメリット
法律上、助手席にチャイルドシートを取り付けること自体は禁止されていません。しかし、多くの自動車メーカーやチャイルドシートメーカーは、安全上の理由から助手席への取り付けを推奨していません。
その最大の理由は、エアバッグの存在です。事故の際に作動する助手席エアバッグは、大人を保護することを前提に設計されています。そのため、チャイルドシート、特に後ろ向きで使用するベビーシートが設置されていると、エアバッグが膨らむ衝撃でチャイルドシートごと吹き飛ばされたり、子供がエアバッグとシートの間に挟まれたりして、重大な傷害につながる危険性があります。
スズキのアクセサリーカタログにも、やむを得ず助手席にチャイルドシートを取り付ける場合は、必ずシートを最後端まで下げた位置で取り付けるよう注意書きがあります。 これは、少しでもエアバッグからの距離を確保するための措置です。
【助手席に取り付ける際の注意点】
- シートを一番後ろまでスライドさせる。
- 後ろ向きのチャイルドシートは原則として設置しない。(エアバッグの作動を停止できる車種を除く)
- やむを得ず設置する場合も、メーカーの取扱説明書を必ず確認する。
これらのリスクを考慮すると、一人で運転中にお子様の様子を見たいなど、特別な事情がない限り、助手席への設置は避けるべきでしょう。
2台、3台設置する場合のおすすめレイアウト
お子様が2人以上いるご家庭では、複数のチャイルドシートをどう配置するかが悩みどころです。エブリイワゴンは乗車定員4名のため、3台設置は現実的ではありませんが、2台設置のレイアウトについて考えてみましょう。
【後部座席に2台設置】
最も一般的なレイアウトは、後部座席の左右に1台ずつ設置する方法です。
- メリット:子どもたちを隣同士に座らせることができる。
- デメリット:
- 後部座席のスペースがチャイルドシートで埋まってしまうため、大人が隣に座ってお世話をすることが難しい。
- チャイルドシートの横幅によっては、ドアの内張りと干渉したり、シートベルトのバックル操作がしにくくなったりすることがある。
このレイアウトにする場合は、できるだけ横幅の狭いスリムタイプのチャイルドシートを選ぶのがポイントです。 また、お子様の年齢が離れている場合は、チャイルドシートとジュニアシートを組み合わせることで、スペースの圧迫感を軽減できることもあります。
【後部座席に1台、助手席に1台】
このレイアウトは、後部座席に大人が座るスペースを確保したい場合に選択肢となります。
- メリット:後部座席の片側が空くため、大人が座ったり、荷物を置いたりできる。
- デメリット:前述の通り、助手席への設置にはエアバッグのリスクが伴うため、安全性は後部座席2台設置に劣ります。
どのレイアウトを選ぶにしても、安全性と利便性のバランスを考えることが大切です。お子様の年齢や人数、普段の車の使い方に合わせて、最適な配置を見つけてください。
エブリイワゴンにぴったりのチャイルドシート選び
広々とした室内空間を持つエブリイワゴンですが、最適なチャイルドシートを選ぶことで、その快適性はさらに向上します。ここでは、チャイルドシートのタイプ別の特徴や、エブリイワゴンに適した選び方のポイントを解説します。
タイプ別チャイルドシートのメリット・デメリット
チャイルドシートには、赤ちゃんの乗せ降ろしが楽な「回転式」や、平らなベッドになる「ベッド型」、省スペースな「固定式」など、様々なタイプがあります。それぞれの特徴を理解し、ライフスタイルに合ったものを選びましょう。
| タイプ | メリット | デメリット | こんな人におすすめ |
|---|---|---|---|
| 回転式 | ・座面が回転するため、ドア側に向けて楽に乗せ降ろしができる ・狭い駐車場でも作業しやすい |
・本体が大きく、重い傾向がある ・価格が高め |
・乗せ降ろしの負担を少しでも減らしたい方 ・腰に負担をかけたくない方 |
| ベッド型 | ・新生児期に、平らなベッドで寝かせられるため、赤ちゃんへの負担が少ない ・長時間の移動でも快適に過ごしやすい |
・本体が大きく、設置するとスペースをかなり占有する ・取り付け可能な車種が限られる場合がある |
・新生児を連れて長距離移動する機会が多い方 ・赤ちゃんの快適性を最優先したい方 |
| 固定式 | ・構造がシンプルなため、比較的軽量でコンパクト ・価格が手頃なモデルが多い |
・乗せ降ろしの際に、体をかがめる必要がある ・回転式に比べると作業性は劣る |
・コストを抑えたい方 ・チャイルドシートを他の車に乗せ換える機会が多い方 |
エブリイワゴンはスライドドアで開口部が広いため、固定式でも比較的乗せ降ろしはしやすいですが、回転式を選べばさらに快適性がアップします。一方で、室内空間を有効活用したい、または兄弟で2台設置したい場合には、コンパクトな固定式が有利になるでしょう。
省スペースでも快適!コンパクトタイプの選び方
後部座席にチャイルドシートを2台設置する場合や、チャイルドシートの隣に大人が座るスペースを確保したい場合には、コンパクト(スリム)タイプのチャイルドシートがおすすめです。
コンパクトタイプを選ぶ際のポイントは、本体の横幅です。一般的なチャイルドシートの横幅が45cm前後なのに対し、スリムタイプは40~44cm程度のものが多くなっています。わずかな差に感じますが、この数cmの違いが、設置のしやすさや車内の圧迫感に大きく影響します。
ただし、コンパクトさを重視するあまり、安全性や快適性が損なわれては意味がありません。選ぶ際には、以下の点もチェックしましょう。
- 安全基準を満たしているか:最新の安全基準「R129」に適合している製品は、側面衝突への備えなど、より高い安全性が確保されています。
- クッション性やリクライニング機能:コンパクトでも、お子様が快適に過ごせるよう、クッション材がしっかりしているか、月齢に合わせて角度調整ができるかなどを確認しましょう。
- 通気性:汗をかきやすい赤ちゃんのために、通気性の良いメッシュ素材などが使われていると快適です。
実際に店舗で実物を見たり、取り付けたい座席の幅を測っておくと、より失敗のない選択ができます。
設置のしやすさで選ぶ!ISOFIX固定とシートベルト固定
チャイルドシートの固定方法には「ISOFIX固定」と「シートベルト固定」の2種類があります。エブリイワゴンは現行モデルであればISOFIXに対応しているため、どちらのタイプも選ぶことができます。
ISOFIX固定
- メリット:車の座席にある専用の金具にチャイルドシートを連結するだけなので、誰でも簡単・確実に取り付けられます。 取り付けミスが起こりにくく、安全性が高いのが最大の魅力です。
- デメリット:ISOFIX非対応の車には取り付けできません。製品の価格がシートベルト固定タイプに比べて高価な傾向があります。
シートベルト固定
- メリット:3点式シートベルトが装備されている車であれば、ほとんどの車種に取り付け可能です。 比較的、手頃な価格の製品が多いのも魅力です。
- デメリット:取り付け方が複雑で、間違った取り付け方をしやすいという調査結果があります。正しく取り付けないと、万が一の際にチャイルドシートが十分な機能を発揮できません。
もし、祖父母の車など、他のISOFIX非対応車にも乗せ換える機会が多い場合は、ISOFIXとシートベルトの両方に対応した「兼用タイプ」を選ぶという選択肢もあります。
取り付け前に知っておきたい!注意点とポイント
チャイルドシートは、ただ取り付ければ良いというものではありません。正しく安全に使うために、いくつか知っておくべき注意点があります。エブリイワゴン特有のポイントも含めて解説します。
スライドドアとの干渉に注意!
エブリイワゴンの大きな魅力であるスライドドア。しかし、チャイルドシートのサイズや取り付け位置によっては、このスライドドアの内張りやステップ部分とチャイルドシートが干渉してしまう可能性があります。
特に、横幅の広いチャイルドシートや、ドア側に大きく張り出す形状の製品を取り付ける際には注意が必要です。乗せ降ろしの際にドアにぶつけてしまったり、ドアの開閉の妨げになったりすることが考えられます。
対策としては、
- 購入前に、チャイルドシートメーカーの車種別適合表で、エブリイワゴンへの取り付けに問題がないか確認する。
- カー用品店などで、実際に自分の車にチャイルドシートを仮付け(試着)させてもらう。
- できるだけコンパクトなモデルを選ぶ。
といったことが挙げられます。特に回転式のチャイルドシートは、回転時にドアと干渉しないか、しっかりと確認することが重要です。
シートのリクライニングとチャイルドシートの角度
チャイルドシートを安全に使うためには、適切な角度で設置することが非常に重要です。特に、まだ首がすわっていない新生児を乗せる場合は、気道が圧迫されないよう、後ろ向きで45度程度の角度を保つ必要があります。
エブリイワゴンの後部座席はリクライニング機能が付いているため、チャイルドシートの角度調整に活用できます。 チャイルドシートを取り付ける際は、まず車両のシートの背もたれを一番起こした状態(リクライニングしていない状態)にしてから、チャイルドシートを設置します。その上で、チャイルドシート本体のリクライニング機能や、必要であれば車両シートのリクライニングを調整して、推奨される角度に設定してください。
多くのチャイルドシートには、適切な角度になっているかを確認できるインジケーター(角度計)が付いています。必ずこのインジケーターを確認しながら、正しい角度で設置するようにしましょう。取り付け後に、前後に強く揺すってみて、ぐらつきが3cm以内であるかも確認する大切なポイントです。
安全基準(ECE R44/04、R129)をチェックしよう
日本で販売されているチャイルドシートは、国の定めた安全基準に適合していることを示す「Eマーク」が付いています。現在、市場には2つの安全基準が存在します。
ECE R44/04(旧基準)
- 子どもの体重を基準にクラス分けされている。
- 前後からの衝突試験のみ。
- 2024年9月以降、この基準のチャイルドシートは新規販売が禁止されますが、すでにお持ちのものは引き続き使用可能です。
ECE R129(新基準、i-Sizeとも呼ばれる)
- 子どもの身長を基準にクラス分けされているため、より体格に合ったものを選びやすい。
- 前後からの衝突試験に加え、側面衝突試験も義務付けられており、より安全性が高い。
- 生後15ヶ月未満までは、より安全性の高い後ろ向きでの使用が義務化されている。
- 原則としてISOFIXでの取り付けが推奨されている。
安全基準は、お子様の命を守るための大切な指標です。価格だけでなく、どの安全基準に適合している製品かもしっかりと確認して選びましょう。
【体験談】エブリイワゴンユーザーのチャイルドシート活用術

ここでは、実際にエブリイワゴンで子育てをしているユーザーのリアルな声や、便利な活用術をご紹介します。カタログスペックだけではわからない、使ってみて初めてわかるポイントが満載です。
実際に使ってわかった!おすすめチャイルドシートレビュー
エブリイワゴンユーザーは、どのようなチャイルドシートを選んでいるのでしょうか。口コミサイトなどでは、様々なメーカーの製品が挙げられています。
- カーメイト「エールベベ・クルット」シリーズ
回転式チャイルドシートの定番モデルです。実際にエブリイワゴンに取り付けているユーザーからは、「乗せ降ろしが本当に楽になった」「片手で回転操作ができるのが便利」といった声が聞かれます。 スライドドアとの組み合わせで、狭い場所での乗せ降ろしが格段にスムーズになります。 - アップリカ「フラディア」シリーズ
平らなベッドになるのが特徴のチャイルドシートです。 「新生児期に安心して寝かせられた」「長距離の移動でもぐっすり眠ってくれる」と、赤ちゃんの快適性を重視するユーザーに人気です。ただし、サイズが大きめなので、エブリイワゴンの後部座席の半分近くを占有するという意見もあります。 - コンビ「プリムキッズ」などのジュニアシート
お子様が成長してチャイルドシートが窮屈になってきたら、ジュニアシートへの移行を検討します。 軽量で取り付けが簡単なモデルが多く、「子どもが自分で乗り降りできるようになった」「車内の圧迫感がなくなった」といったレビューが見られます。エブリイワゴンは天井が高いため、背もたれ付きのジュニアシートでも圧迫感なく使用できます。
3人育児のリアル!チャイルドシートとジュニアシートの組み合わせ
前述の通り、エブリイワゴンの乗車定員は4名のため、お子様が3人いるご家庭で、全員がチャイルドシートを必要とする年齢の場合は、全員を乗せることはできません。
しかし、一番上のお子様が6歳以上になり、チャイルドシートの着用義務がなくなる年齢であれば、後部座席にチャイルドシートとジュニアシートを1台ずつ設置し、助手席に一番上のお子様が座る、という使い方が可能になります。
(例)
- 助手席:長男(6歳)
- 後部座席(運転席側):次男(4歳)用ジュニアシート
- 後部座席(助手席側):長女(1歳)用チャイルドシート
この場合でも、後部座席はかなり窮屈になります。スリムタイプの製品を選んだり、お子様の体格によっては、背もたれのないブースタータイプのジュニアシートを活用したりするなどの工夫が必要になるでしょう。4人家族での使用でも、チャイルドシートを付けると狭く感じるという意見もあり、家族構成や将来設計を考慮した車選びが重要になります。
あったら便利!チャイルドシート関連グッズ
チャイルドシートと合わせて使うことで、ドライブがもっと快適になる便利なグッズがたくさんあります。エブリイワゴンユーザーにおすすめのアイテムをいくつかご紹介します。
- シート保護マット:チャイルドシートによる座席のへこみや傷、汚れを防ぎます。特に重量のあるチャイルドシートを長期間設置する場合は必須アイテムです。
- キックガード:お子様が前の座席の背面を蹴って汚してしまうのを防ぎます。エブリイワゴンは前後のシート間隔が比較的広めですが、活発なお子様には付けておくと安心です。
- ベビーミラー(後部座席確認用ミラー):後ろ向きのチャイルドシートに乗っている赤ちゃんの様子を、運転席からルームミラー越しに確認できるミラーです。一人で運転することが多い方には特におすすめです。
- サンシェード:スライドドアの窓に取り付ける日よけです。強い日差しからお子様の肌を守り、車内の温度上昇を抑えます。エブリイワゴンは窓が大きいため、効果の高いアイテムです。
- 収納ポケット:おもちゃやお菓子、飲み物などを収納できるシートバックポケット。散らかりがちな車内をすっきり整理できます。
これらのグッズをうまく活用して、お子様とのお出かけをより安全で楽しいものにしてくださいね。
まとめ:エブリイワゴンとチャイルドシートで快適なカーライフを

この記事では、エブリイワゴンへのチャイルドシートの取り付けについて、選び方からおすすめの設置場所、注意点まで詳しく解説しました。
- エブリイワゴンにはチャイルドシートを取り付け可能で、現行モデルは後部座席がISOFIXに対応しています。
- 最も安全な取り付け位置は後部座席で、特に運転席の後ろが推奨されています。助手席への設置はエアバッグの危険性から非推奨です。
- チャイルドシートを選ぶ際は、乗せ降ろしが楽な回転式や、省スペースなコンパクトタイプなど、ライフスタイルに合わせて選びましょう。
- 安全性で選ぶなら、新安全基準「R129」適合モデルがおすすめです。
- 取り付けの際は、スライドドアとの干渉や、正しい角度で設置できているかを確認することが重要です。
エブリイワゴンの広い室内空間は、子育て世代にとって大きな魅力です。正しい知識を持って、ご家族にぴったりのチャイルドシートを選び、安全で楽しいドライブに出かけてくださいね。



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